この行事案内は、2019年のご案内です。
診療内容向上研究会 第555回
「よくわからない熱」を「不明熱」にまで厳選するためのアプローチ
日 時 | 8月24日(土)17時~ |
---|---|
会 場 | 協会5階会議室 |
講 師 | 天理よろづ相談所病院 総合診療教育部 佐田 竜一先生 |
不明熱は総合診療医の診断推論能力を最も試される分野の一つである。不明熱診療において最も重要なことは、「普段からの"不明熱化"の予防」と「不明熱の理解」、そして「不明熱の診断」である。 ・普段から問診・診察を重んじ、曖昧な臨床情報を明確化することで「不必要な不明熱化」を減らす。 ・あいまいな診断のもとでの抗菌薬・ステロイド治療を行わないことで、「不必要な不明熱」を生み出すことを避ける。 ・不明熱の定義を理解するとともに、その定義に当てはまる前から不明性を有する発熱患者を「不明熱」と認識するように心がける。 ・不明熱と認識した際に、患者の持つ病歴・身体兆候を網羅し、「発熱+α」の情報を拾い上げるとともに、不明熱となりやすい疾患頻度を知り、それぞれの疾患から想起される症状や所見の有無を整理する。 ・ただ闇雲に検査をオーダーすることなく、診断に必要となる検査を取捨選択して行い、診断精度を高める。 本レクチャーでは主に「普段からの"不明熱化"の予防」と「不明熱の理解」について論じる。 【佐田 記】 |
|
お申し込み お問い合わせ |
電話078-393-1840まで |