兵庫県保険医協会

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健康情報テレホンサービス

2017年4月

【金土日】 蕁麻疹

 蕁麻疹は、皮膚に地図状または島状に痒くて紅い発疹ができて、盛り上がってきます。しかしこの発疹は30分から1時間、少なくとも一日以内に跡形も残さず、消えてしまいます。患者さんの中に、「蕁麻疹が出た」と言って医療機関を訪れる方がいらっしゃいますが、「湿疹」であることも多く、「一日以内に消える発疹」が蕁麻疹の特徴であり、この発疹を膨疹(ぼうしん)と言います。膨疹は一度消えても、翌日にはまた現れてきます。

 これが繰り返して何日も続くこともあります。更にたとえ同じ部位にずっとあるように見えていても、実際には少しずつ部位が変わっています。「湿疹」の場合の発疹は、一日で消えることはありません。急性蕁麻疹の場合は、きちんと治療すればすぐに治りますが、蕁麻疹が1ヶ月以上続く場合は、慢性になってしまいます。

 蕁麻疹はいろいろな原因で起こります。①食物、②薬、③こするなどの刺激、④季節、気温、お風呂などの温度、⑤精神的なストレス、⑥細菌、ウィルスなどの感染症などですが、原因を確かめるのは、なかなか大変です。例えば食べ物では、昔から言われているように、サバなどの青魚では内臓に含まれる寄生虫が原因している場合が多く、この場合は寄生虫を退治する必要があります。また風邪などの後に出る蕁麻疹では、抗生物質を飲む必要があります。しかし多くの場合は、原因がわかりません。湿疹には付け薬も必要ですが、蕁麻疹には付け薬はほとんど効きません。蕁麻疹の治療には抗ヒスタミン剤の飲み薬が必要で、ガイドラインにも第一選択として書かれています。

 これに対して、湿疹には付け薬も必要です。抗ヒスタミン剤は、一日1回で効く薬、一日2回の飲み薬など、患者さんの生活に合わせて処方してもらう必要があります。また人によっては眠くなる薬もありますので、特に毎日運転を必要とする仕事の人は、必ず主治医にご相談ください。蕁麻疹が出なくなったからといって、急に薬を飲まなくなってしまうと、すぐに再発する可能性があります。特に慢性の場含は、徐々に薬の量を減らして、蕁麻疹が出ない状態に持っていかなければいけません。

 いずれにしろ蕁麻疹の治療は急性期の間に、きっちり飲み薬で治すことが必要ですので、早めに医療機関を受診してください。

      

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