兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2011年9月25日(1666号) ピックアップニュース

「保険でより良い歯科医療を」 元町で街頭署名 "保険の範囲広げ、窓口負担減らそう"

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白衣を着ての訴えに、多数の市民が
足をとめて署名に応じた

 「医療機関での窓口負担が高いと思われたことはありませんか?」「保険の範囲を広げて、誰もが安心して歯科医療を受けられる社会を」--。協会も参加する「保険でより良い歯科医療を」兵庫連絡会は、9月10日に元町商店街前(神戸市中央区)で、全国で取り組まれている署名「お金の心配をせず、保険でよい歯科治療を」の街頭宣伝を実施した。歯科医師をはじめ19人が参加し、40分ほどの間で79筆を集めた。

訴えに署名次々と

 協会からは、連絡会代表世話人の吉岡正雄副理事長をはじめ、池内春樹理事長、武村義人、川西敏雄両副理事長、口分田勝、白岩一心両理事らが参加。交代でマイクをとり、通行人らに「患者さんは受診時、いくら費用がかかるかわからなくて心配」「どこの医療機関でも安心して同じ費用で同じ歯科医療が受けられるよう、保険のきく範囲を広げ、窓口負担を減らそう」などと訴えた。
 市民からは「虫歯治療のために通院中だが、お金がかかって大変。3割は正直きつい」と、積極的に署名に応じる姿が見られた。
 また、「先進国では窓口負担は無料が当たり前。せめて現行の3割を2割にし、老人や子どもを無料にしよう」との訴えに、「3割負担は国際的にも当たり前だと思っていた」との声も聞かれた。
 同連絡会は、10月9日にも街頭宣伝を予定している。

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