兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2012年1月25日(1676号) ピックアップニュース

診療報酬改定 プラス0.004%も先発薬引き下げで実態はマイナスに

 政府は昨年12月21日、今次診療報酬の改定率を決定した。
 本体はプラス1.379%(医科プラス1.55%、歯科プラス1.70%、調剤プラス0.46%)、薬価・材料価格マイナス1.375%で、全体改定率はプラス0.004%となった。
 「2回連続のプラス改定」とされているが、前回改定と同様に先発薬(長期収載品)の追加引き下げ分250億円が含まれていないため、実際にはマイナス改定となる。
 6年に一度の同時改定となる介護報酬は、プラス1.2%(在宅プラス1.0%、施設プラス0.2%)となった。しかし、事業所職員の賃上げ財源とされていた「処遇改善交付金」約1900億円が廃止されるため、これも実質的にマイナス改定といえる。
 いずれも、地域医療・介護の改善には、ほど遠い改定となった。
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