兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2013年9月15日(1729号) ピックアップニュース

燭心

 9月15日は敬老の日だ。2002年までは日が固定されていたが、祝日の法改正・ハッピーマンデー制度の実施により03年からは9月第3月曜日になった。今年も当然連休、連続する月曜祭日はつらい▼発祥は1947年兵庫県多可郡野間谷村の門脇政夫村長と山本明助役が提唱した「としよりの日」が始まり。老人を大切にし年寄りの知恵を借りて村作りをしようと、農閑期に当たり気候も良い9月中旬の15日を「としよりの日」と定め、敬老会を開いていた。これが50年からは兵庫県全体で行われるようになり、「敬老の日」と改称され、国民の祝日となった(ウィキぺディアより)▼老人・高齢者とは何歳からをさすのか。WHO(世界保健機構)の定義では65歳以上としている。高齢者雇用安定法では55歳以上、医療に関しては、65〜74歳を前期高齢者、75歳以上を後期高齢者とする。定年退職者もしくは老齢年金受給対象の65歳以上が一般的であろう。公的機関の人口調査も65歳以上だ▼これまでの日本を築き上げてきた尊敬すべき先輩に、今の政治はかなりむごい計画を示す。大家族では高齢者の年金はある意味〝お小遣い〟であった。しかし、急増する独居老人にとっては貴重な生活費。その年金の削減や、国民健康保険、後期高齢者医療保険、介護保険の保険料の負担、窓口負担、介護利用料の増額計画。加えて消費税増税までの追い打ち。財源はある。「敬老の日」にふさわしい実ある政治が望まれる(無)
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