兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2017年2月05日(1836号) ピックアップニュース

景品付きクイズチラシ 第1シーズン終了
応募総数が過去最高の7000通超に
「日本の医師数は多いの?少ないの?」

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協会役員が当選者を厳正に抽選した(1月25日)

 協会が実施した景品付きクイズチラシ第1シーズン「クイズで考える日本の医療・2016秋」の応募数が7021通と、過去最高となった。
 クイズは「日本の医師数は多いの? 少ないの?」をテーマに、昨秋10月17日から1月20日までの約3カ月間、患者・市民の方々に会員医療機関または協会ウェブサイトから応募してもらう形で実施した。1月25日の政策宣伝広報委員会で当選者の抽選を厳正に行い、2月中旬に景品を発送予定。
 クイズの内容は、「日本の医師数は、先進25カ国の中で何位?」「日本の女性医師の割合は、先進25カ国の中で何位?」「フランス、ドイツ、イギリス、日本の中で、医師の勤務時間が一番長いのは、どの国?」の3問で、ヨーロッパなどの他の先進国と比較して日本の医師数は多いのかを聞いたもの。
 日本の医師数は他の先進と比べると非常に少なく、女性医師の割合は先進25カ国の中で最低であり、どの年代でも医師は過労死ラインを上回る長時間労働を強いられていることを患者さんに知ってもらい、医師数を増やすことにより、安心の医療・介護を実現する世論形成につなげることがねらい。ヒントを読めば正解が分かるように工夫されている。
 応募用紙の「ご意見」欄には、応募者から「日本の医師数が他の先進国と比べ非常に少ないことを初めて知った」「医師の過酷な現状を改善し、余裕のある働き方ができる制度に変わってほしいと思う」など、医師を増やす施策や社会保障の充実を望む多くの意見が寄せられている。
 景品付きクイズチラシは、2005年に第1回を行って以来、毎回好評で、2012年からは年間2回実施に増やしてきた。取り組んだ会員医療機関にも、図書カードや抽選での旅行券のプレゼントがあり、歓迎されている。
第2シーズンは3月からスタート
 3月からは「高齢者泣かせの医療改革」をテーマに、第2シーズンを実施予定である。応募箱や応募用紙、ポスターがセットになったグッズを用意している。申込用紙を2月下旬にお届けする予定である。ぜひお申し込みいただきたい。
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