兵庫県保険医協会

会員ページ 文字サイズ

専門部だより

環境・公害対策部だより

アスベスト尼崎の会が判決前決起集会 環境曝露の責任問う裁判 8月7日に判決

2012.07.25

 

 尼崎市の旧クボタ神崎工場内外で中皮腫などの健康被害が発覚した「クボタショック」から7年が経過した。協会尼崎支部も参加する「アスベスト被害からいのちと健康を守る尼崎の会」は7月14日、「クボタショックから7年!判決前決起集会」を尼崎市中小企業センターで開催し、200人が参加した。
 同会が支援する尼崎アスベスト訴訟は、悪性胸膜中皮腫で死亡した住民の2遺族が神戸地裁に提訴したもので、工場周辺住民の健康被害に対する国とクボタの加害責任を問う全国初の公害型裁判で、8月7日に判決日を迎える。
 船越正信会長(尼崎医療生協理事長)は、あいさつで「クボタがまき散らしたアスベストで、工場周辺の多くの市民が亡くなるなど大きな被害を受けている。2遺族は氷山の一角に過ぎない。今回の訴訟は、危険を知りながらアスベストを使用し続けたクボタと、使用禁止を遅らせて被害を拡大させた国の責任を問う裁判。アスベストは多くの建物に使用されており、東日本大震災でも数十年にわたる被害が予想される。今後発生する全国の被害者に救済の道を開くものになる」と裁判の意義を強調した。
 八木和也弁護団長が訴訟の到達点を報告、田中康夫衆院議員(新党日本代表)らがあいさつし、泉南アスベスト国賠訴訟弁護団長ら関係団体がリレートークを行った。
 同会では、勝訴をめざし「公正な判決を求める要請署名」を集め、6万6000筆を神戸地裁に提出した。
 同会は判決日の8月7日、報告集会を開催予定で、協会も参加・協力していく。

勤務医部会だより 共済部だより 税経部だより 歯科部会だより 政策宣伝広報委員会だより 環境公害対策部だより 国際部だより 薬科部だより 保険請求Q&A 審査対策部だより 文化部だより 女性医師・歯科医師の会 融資制度のご案内 医療活動部だより