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東日本大震災・福島原発事故から2年 各地で集会 震災復興・原発ゼロを 雨のなか役員がアピール/国会前に4万人

2013.04.05


 3月11日で東日本大震災・福島第一原発事故から2年が経った。各地で被害者を追悼し、震災・原発事故からの復興や原発ゼロを求める催しが開催され、兵庫協会からも役員・会員が参加し、被災者に思いを寄せた。

ge1.jpgge2.jpg 10日、神戸東遊園地で行われた「震災復興・原発ゼロの社会へ あれから2年集会」(主催・原発なくし自然エネルギーを推進する兵庫の会、阪神・淡路大震災救援・復興県民会議)には、雨のなか1000人の市民が集まった。協会からは、川西敏雄副理事長、山中忍評議員ら8人が参加した。
 参加者は、「NO NUKES」(ノー・原子力)の人文字を作るなど原発ゼロを訴え、「何より大事なのは住民の生活復興」などとするアピール文を採択した後、三宮から元町へパレードを行った。
 同じ10日、保団連も参加する原発をなくす全国連絡会などが東京・国会前や日比谷公園などで集会を開催し、のべ4万人が原発ゼロを政府に迫った。保団連も同日開催の理事会後、役員が国会前にかけつけた。協会の武村義人・加藤擁一両副理事長が参加した。

参加記

脱原発には二極化は不利
~党派超えて取り組みを
灘区 山中 忍

 2013年3月10日(日) 「震災復興・原発ゼロの社会へ あれから2年集会とデモ」が神戸東遊園地にて開催され、参加した。脱原発を求める市民の強い思いを感じることができた。
 しかし、やはり何か妙な感覚がある! 選挙を境に保守系の脱原発の勢いがますます低下しているのだ。
 安倍首相誕生後、山口県上関原発の凍結が今まさに解除されようとしている。われわれの瀬戸内海にまで新たに原発が建設されようとしているのだ。神戸から車で1時間少々の近距離圏にある大飯原発は、すでに再稼働した。
 そして安倍首相は日本の原発再稼働をオバマ大統領に進言した。
 当初脱原発に前向きであった大阪維新の会は石原慎太郎と手を組み、維新の会の脱原発は幻になりつつある。
 安倍政権以降、日本は意図的に二極化と言う分裂状態になろうとしているように思えてならない。
 保守系の脱原発派は抑え込まれてしまっている。
 原発は日本の地方に建造されていく。
 それ故に地方の方々が原発に反対する事がなければ、脱原発は到底不可能となる。四国の伊方原発は県民の約62%が再稼働に反対である。
このように地方でも民意は脱原発の方が多い。しかし、原発立地県では保守系の議員が多いと言う事実を忘れてはならない。
 以上の結果から、民意を反映させるためには、党派を超えて保守と革新が脱原発で手を取り合わなければ、現状では脱原発は不可能では?という論理が成り立って来る。
 自民党には河野太郎氏が存在する。維新の会の橋下市長も、当初の段階では脱原発に反対ではない可能性があった。
 さらには、嘉田滋賀県知事や田中康夫氏も含めた、党派を越えた脱原発の連携を行っていくことこそが今後の課題ではないだろうか。
〈参考〉
http://www.47news.jp/news/2013/03/post_20130311114830.htm
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四国伊方原発は県民の約62%が再稼働に反対

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