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東日本大震災・原発事故から3年集会 原発ゼロへ運動続けよう

2014.03.25

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 協会も参加する「原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会」は3月9日、神戸市立婦人会館で「東日本大震災・福島原発事故から3年集会」を行った。100人が集まり、協会からは川西敏雄副理事長、山中忍理事、住友直幹評議員が参加した。

 リレートークで、川西副理事長が昨年の保団連公害視察会で訪れた大間原発について報告した。
 電源開発が青森県大間町で建設を進めている大間原発に対しては、粘り強い建設反対の運動が続いているとし、原発敷地の真ん中に、用地買収に応じなかった地主の方が建てた「あさこはうす」という小屋があり、原発建設反対のアピールを続けていることや、大間原発建設の差し止め訴訟が起こされていること、函館市も大間原発建設の無期限凍結を求め訴訟を起こすことなどを紹介し、支援を呼びかけた。
 記念講演では、福島県農民連常任幹事の三浦広志氏が、「みんなが安心して、生き生きと暮らし続けられる福島県相馬地方へ」と題し、原発事故後の福島の農家の実態や、農業復旧の取り組みについて語った。
 三浦氏は、数十年かけて耕し、積み上げてきた農地など、全てが津波により海の藻くずになり、さらに、原発事故による放射線で復旧は不可能になってしまったと状況を語った。このような福島の現状を全国、世界に伝えるために原発20km圏内ツアーを開催していること、福島農業を復活させるために、米の放射能全袋検査の実施、直売所の経営を行っていることなども紹介した。
 賠償問題については、被害を小さく見積もろうとする東電、国に対し「一つひとつ直接交渉で道を開いてきた」「私たちの未来は、たたかってこそ開ける、たたかわなければ開けない」と強調した。
 参加者は、政府と東電による完全な賠償、原発ゼロ、自然エネルギーへの転換を求めるなどとするアピール文を採択した。

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