兵庫県保険医協会

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アスベスト尼崎の会が第10回総会

2015.03.25

すべての被害者救済の運動 引き続き強めよう

 協会尼崎支部も参加する「アスベスト被害からいのちと健康を守る尼崎の会」(会長・船越正信尼崎医療生協理事長)は3月14 日、尼崎市立内で第10回総会を開き、80 人が参加。会長に船越先生、代表委員に八木秀満協会尼崎支部長が再任され、森岡芳雄環境・公害対策部長のメッセージが紹介された。船越2.JPG


 あいさつに立った船越会長は、「2007年に公害型アスベスト訴訟を提訴してから8年目の今年2月、クボタの責任を認定した高裁判決が確定し、大きな風穴を開けることができた。皆さんの運動の賜物だ。しかし、クボタは未だに謝罪していないし、国も責任を認めていない。アスベストの被害は今後も発生すことは明らかだ。これまでのたたかいで得た成果と教訓を生かし、すべての被害者が救済されるよう、もっと運動を強めよう」と訴えた。
 弁護団事務局長の八木和也弁護士は、公害型裁判で最高裁が上告を棄却し高裁判決が確定したことについて、「全国ではじめて加害企業の公害責任が認定された意義は大きい。クボタの責任は旧神崎工場から300m以内に限定されたが、今後尼崎市に疫学調査を実施させるなど、運動の展開が重要だ」と述べた。また、3月23日に判決が下される労災型裁判について、「石綿製品からの曝露による責任を国に求めている点など全国的に注目されている。勝利を確信しているが、たたかいは今後も続く」と継続した支援を呼びかけた。
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