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【声明】高浜原発4号機の再稼働に強く抗議する

2017.05.27

関西電力株式会社取締役社長 岩根茂樹 殿

 

高浜原発4号機の再稼働に強く抗議する

兵庫県保険医協会

第1059回理事会

 報道によると関西電力は、5月17日に高浜原発4号機を再稼働させ、同3号機、大飯原発の再稼働の準備をも進めている。高浜原発の再稼働は、原発の危険性と住民の不安を無視するもので、断じて容認できない。

 4号機は昨年2月に再稼働したが、3日後に送電時のトラブルにより原子炉が緊急停止した。この緊急停止は、新規制基準が安全・安心を保障するものではなく、原発の危険性を自ら証明したことに他ならない。この再稼働は、大阪高裁が新規制基準を「解明された事故の教訓に加え、最新の科学的・技術的知見などを検討し、不合理なものとはいえない」との判断を行い、昨年の大津地裁の差し止めの仮処分を覆したことによるものである。しかし、新規制基準は、原子力規制委員会の田中俊一委員長自らが「絶対安全とは申し上げない」と表明したものであり、欧州の安全規制と比較しても全く不充分であり、とても最新・安全とは呼べないものである。しかも、4号機は原発の中でもより危険で事故発生時の放射能汚染の強いプルサーマル発電を行っている。

 関電は原発が安価であるとしているが、種々の国家的経済支援と安全対策や放射性廃棄物処理や廃炉に係る経費を過小評価もしくは排除した結果によるものであり、福島原発は日本の1年間の税収の半分を投じてさえも終結の目途が立ちそうにない状況にある。

 関西電力は、福島事故の反省に立たず、住民の不安と原発の危険性に向き合わない理不尽な高裁決定を根拠として、国策を錦の御旗に真の国益を見据えることなく、自社の利益追求に走り、再稼働を強行した。このことに、われわれは強く抗議し、いのちと健康をまもる医療者として、稼働中の原発を停止、3号機の再稼働を中止し、全原発の廃炉を決断するよう関西電力に強く求める。

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