兵庫県保険医協会

　協会が、近畿厚生局に開示請求した資料によると、今年度集団的個別指導算出用の兵庫県歯科平均点数は1,282点で、その1.2倍を超える基準値以上の医療機関から上位８％の237人の先生を対象に、集団的個別指導が、神戸（9月5日）と姫路（9月19日）の2会場で実施される予定です。協会は、高点数のみを理由とした指導は委縮診療を強いると厚労省・近畿厚生局に対して廃止を求めています。

　日弁連が2014年8月に意見書を出して是正を求めたことを契機に、協会では「保険診療法制研究会」として指導・監査問題について法的な観点から11人の弁護士が議論を重ね、指導改善に向けた『提言』を発表し、今年4月に厚労省、日弁連へ要請・懇談を行いました。

　今回の歯科会員懇談会では、メンバーの1人である六甲法律事務所の松田昌明弁護士にご講演頂きます。また、協会講師陣が兵庫県の指導の現状について主な指摘事項に基づいて具体的に解説します。ぜひ多数ご参加下さい。

　会員の先生方におかれましては、保険医として指導の現状を学び、日頃からのカルテ整備や保険請求のルールについての点検の機会としてご利用下さい。