兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2026年4月05日(2130号) ピックアップニュース

3・19中央要請行動 患者負担増ストップへ
高額療養費改悪・「OTC類似薬」保険外しに抗議

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(上)国会議事堂前で「患者負担増ストップ!」をアピール(下)辰巳孝太郎衆議院議員(左2人目)と面談

 協会・保団連は3月19日、中央要請行動を実施し、患者負担増の中止と国民皆保険制度の堅持を求めた。兵庫協会からは武村義人・白岩一心両副理事長、川西敏雄参与が参加。今回は日本共産党の辰巳孝太郎衆議院議員と面談し、同日昼には衆議院第二議員会館前で「ストップ!患者負担増 国会前集会」を開催、150人が参加した。
 辰巳議員との面談では、「OTC類似薬」の保険外しや高額療養費制度の見直しについて、「受診抑制を招き、必要な医療を遠ざける」と訴え、患者の実例も示し「学費との両立で治療をためらう」など切実な声を紹介した。
 これに対し辰巳議員は、「負担増が受診抑制につながるのは明らか。命と健康を守る立場から問題点をただす」と応じた。さらに、「社会保障を削って財源を生み出す発想は本末転倒だ」と述べ、現場の声を踏まえ国会論戦に臨む姿勢を示した。
国会前で患者・医師ら150人が予算案採決に抗議
 同日昼の国会前集会では、患者と医療関係者が共同して抗議の声を上げた。3月13日に衆議院で高額療養費の負担増を含む予算案が強行採決されたことを受けたもので、150人が参加した。
 保団連の竹田智雄会長は、患者が署名に次々と応じている実感を語り「必ず負担増を食い止めよう」と呼びかけた。
 乳がんや大腸がん、難病などの患者が、制度に支えられてきた実体験とともに、「負担増は治療継続を脅かす」と訴えた。
 会場では白衣の医療者と患者がともに「患者負担増をやめろ」と国会に訴えた。山添拓参議院議員(共産)も駆け付け、参加者を激励した。
 閉会あいさつで武村副理事長は、「国会議員の皆さん、聞こえていますか」と呼びかけ、憲法99条の憲法尊重擁護義務と、憲法25条が保障する生存権、社会保障増進の国の責務に言及し、「国権の最高機関に属する皆さんが、がん患者さんや難病患者さんの生きる希望を奪っていいのですか」と厳しく訴えた。
 さらに、受診抑制を前提とした制度設計の問題を指摘し、「患者の命と健康を守る立場に立ち返るべきだ」と強調。「患者さんとともに社会保障充実を求め、諦めずに声を上げ続けよう」と呼びかけ、行動を締めくくった。
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