兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2026年5月25日(2133号) ピックアップニュース

燭心

 北京で開催されたハーフマラソン大会で、人型ロボットが人間の記録を超えた。このロボットの走る姿が、武器を背負って走る戦闘ロボットに重なって見えたという新聞の読者投稿があった▼地上戦になればこのようなロボット同士の戦闘が現実になるかもしれないが、実際の戦争はAIの能力に左右されるらしい。今回のイラン攻撃にはこれまでと異なる次元の進化したAIシステムが使用されているという。イランは、自国への攻撃に米国のIT・AI企業が主要な役割を果たしているとして、中東にあるアマゾンのデータセンターを攻撃した▼おりしも、アンソロピック社の新型AI「クロード・ミトス」は性能が危険なほど高く悪用時の被害が計りしれないと一般公開が見送られたが、すでにAIはツールではなく「意思決定と行動の主体」になりうると言われている。日本でも高市政権が危機管理投資として多くのAI企業を含む17分野を指定した▼大学も交付金を減らされる中、高額な研究費を提示する安全保障技術研究推進制度に応募せざるを得ない状況が作られている。昨年度の応募は過去最多の1233件あったが今年度はさらなる規模拡大が予算化されている▼米国では「ChatGPTを解約しよう!」というデモが起こっている。自分たちがOpenAI社に支払ったサブスク料金が戦争に使用され、結果的に戦争に加担していることからChatGPTを解約しようという運動だ。まさに、軍拡はAIから始まるといっても過言ではない(九)
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