兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2026年6月05日(2134号) ピックアップニュース

「保険でより良い歯科」連絡会・歯科技工問題交流会
歯科技工危機解決は「補綴点数アップ」でこそ

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オンラインも含め歯科技工士ら60人が交流した

 協会などで構成する「保険でより良い歯科医療を」兵庫連絡会は5月9日、協会会議室で歯科技工問題交流会「『歯科技工所ベースアップ支援料』を知っていますか?~『2026年診療報酬改定』の歯科技工関連の要点解説~」を開催した。川村雅之協会歯科部会長・副理事長(兵庫連絡会世話人)が話題提供。歯科技工士の雨松真希人氏(兵庫連絡会共同代表・全国連絡会会長)が司会を務め、歯科技工士・技工所経営者60人(来場15人・Zoom45人)が参加した。
 川村先生は「歯科技工所ベースアップ支援料」について「技工料が安く長時間労働・低賃金が続く歯科技工所の窮状の改善のため、厚労省がようやく重い腰を上げた動き。この間の保団連・協会がメディアを巻き込んで市民に訴えてきた運動の成果と言える」と一定の評価をしつつも「支援料という『外付け』制度を導入するのは本筋の解決策とは言い難い。『7:3』の大臣告示を徹底した上で、補綴点数を引き上げることが肝要。また、手間の割に歯科医院の収入にならない点や、大手ラボが下請けに出す場合どうなるかなど待遇改善に確かに繋がるか不明朗な点もあり看過し難い」と問題点も指摘した。
 雨松氏は、「支援料にはいろいろ問題が多いが、ここまで多くの歯科技工士が歯科医師の先生と意見交換するに至る変化は今までにないこと。今回を契機にともに声を上げ続けよう」とした。
 参加者からは「仲間内で話題になっていたが、制度のあらましが良くわかった。支援料に係る収入を基本給の引き上げに充当したい」「支援料は〝ないよりまし〟であって現実の改善にはほど遠い」「歯科医師の先生方と連携を強め、今日のような会が定期的に開催されることが望ましい」(いずれも歯科技工士)、「(アップ分を)歯科医師が技工士に渡す...といった上下関係を想起する構図は避けなければ」(歯科医師)などの意見が出された。
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