兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2026年6月25日(2136号) ピックアップニュース

燭心

 5月末、健保法等改定案が国会で可決・成立した。一般的には「OTC類似処方薬」の保険外しを法案化したものと理解されているようだが、実際にはもう少し範囲が広い。新設する保険外し=一部保険外療養は条文で「公平かつ効率的な保険給付を行う必要性に鑑みその要する費用のうち一部を保険給付の対象としないものとする療養として厚生労働大臣が定めるもの」とされている。つまり「OTC類似処方薬」、医薬品に限らず、「療養」全てが大臣裁量で一部保険外しができる内容になってしまっている▼歯科として最も危惧するのは金パラの保険外し、ひいては補綴外しへの道を付けうる内容であると言うことである。残存歯数や補綴と健康の関係について8020関連などの報告はあるが、少なくとも保険で補綴ができるわが国の皆保険制度が諸外国に比べても有益であることは間違いない▼医科と違い、歯科は明治以来、私学が担い国策から外れた経過を辿ってきたが、戦後、国の歯科医療費抑制政策に対抗した、患者負担軽減と診療報酬増で、保険でより良い歯科医療を求める運動により、現在の姿を勝ち取ってきた▼この保団連歯科の歴史そのものだった宇佐美宏歯科代表が逝去された。兵庫でも何度も講演され、ファンも多い。6月4日の国会要請行動中に体調を崩され、翌日亡くなった。最期まで保団連国会行動に参加されたというのも、改善運動を常に牽引してこられた宇佐美先生らしい。ゆっくりお休みください。献杯。(酔)
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