2026年4月
【月曜】こどもの肥満
こどもの肥満は発症時期により1歳までの乳児肥満、就学前の幼児肥満、小学校卒業までの学童肥満、中学生以降の思春期肥満に区分されます。乳児肥満の多くは幼児期には自然に解消していくため、将来の肥満との関連は少ないです。しかし幼児肥満は学童肥満、思春期肥満と関連し、さらにその後の成人肥満へとつながっていきます。実に幼児肥満の25%、学童肥満の40%、思春期肥満の70%~80%もが成人肥満につながると言われています。成人肥満は、高血圧や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病につながります。これらは動脈硬化を促進するため、将来的に心筋梗塞や脳卒中になる危険性が高まります。また、子どもの肥満は将来の健康リスクを高めるだけでなく、子どもの心身に悪影響を与える可能性もあります。そのため幼児期より健康的な生活習慣を身につけて予防に取り組むことが重要です。
こどもの肥満のほとんどは、単純性肥満といって口にする摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ることによって生じます。食事やおやつ、ジュース類などの過剰摂取、バランスの悪い食事、長時間座ったままのゲームやテレビの視聴、睡眠不足や朝食を抜くなども肥満を悪化させる要因となります。幼児期に、早寝早起きや朝ごはんの規則正しい生活リズムを身につけるようにしましょう。幼児期は1日3回の食事と1回の間食を基本とします。食事は肉類だけでなく、野菜や海藻、卵類、魚介類などもまんべんなく好き嫌いなく食べられるようにしてください。カロリーや塩分の多い加工品や外食、甘い飲み物はできるだけ減らしましょう。ゲームやスマホ、テレビを利用する時間を減らし、その時間で体を動かしましょう。外で遊んだり、体操やストレッチをしたりしましょう。1日合計60分以上の運動がおすすめです。
生活習慣の改善には保護者の適切な指導が重要です。子どもを食事や運動で無理やり制限するのではなく、家族全員で一家団らんしながら食事を摂ったり、保護者と一緒に運動するようにしましょう。目標を決めて、達成したら褒めてあげるなど健康的な生活習慣を身につけられるようにサポートしましょう。






















