2026年6月
【月曜】性感染症
性感染症とは、感染したパートナーとの口、肛門、または性器での性行為中に血液、精液、腟分泌物、またはその他の体液を介して起こる感染から発生する病気のことです。必ずしも性器の挿入によってのみ感染するわけではなく、キスや濃厚な身体的接触でも広がるものもあります。
原因としては、小さなウイルスから、細菌、寄生虫、真菌のほか、シラミなど目に見える昆虫まで、多くの感染性の微生物が性的接触を通じて感染します。
性感染症の症状は非常に多彩ですが、最初の症状は微生物が体内に侵入した部位に現れるのが通常です。例えば、陰部や口にただれや傷が生じることがあります。陰茎や腟から分泌物が出たり、排尿時に痛みを感じたりすることがあります。
性感染症は多くの場合、症状や感染したパートナーとの性的接触の経緯から疑われます。原因の微生物を特定して診断を確定するために、血液または尿のほか、腟や子宮頸部、陰茎からの分泌物を採取して検査します。通常、検体は微生物の検出と特定のために検査室に送られますが、性感染症の検査には診察室で行えるものもあります。クラミジア、淋菌、梅毒、またはHIVに感染するリスクが高い人に対して性感染症のふるい分けを行うこともあります。
大半の性感染症は、薬で効果的に治療できます。しかし、細菌やウイルスの新しい種類の中には一部の薬が効かないものがあり、治療が難しくなっています。薬剤が不適切に使用されることがあるせいで、薬剤耐性菌が増えやすくなっています。性器ヘルペスやHIV感染症をはじめとするウイルスによる性感染症は、通常は生涯持続します。抗ウイルス薬でこれらの感染症をコントロールすることはできますが、治癒が得られるようには至っていません。
性感染症の中にはワクチンで予防できるものがあります。HPVワクチンはその1つで、定期接種の対象の年齢であれば自治体の補助があります。ただし、多くの性感染症は原則コンドームを使用することが重要になってきます。
そして感染を疑った時には早めに病院を受診し、感染していることが確定した場合にはセックスパートナーにもその事実を伝え、一緒に治療することが必要です。






















