兵庫県保険医協会

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健康情報テレホンサービス

2026年7月

【火曜】マウスウォッシュを適切に使用するために

 口腔の健康は全身の疾病予防につながるといわれるなか、日々の歯磨きなどによるブラークコントロールに加え、薬液を含むうがい水であるマウスウォッシュは手軽に利用できるツールのひとつと考えられます。

 市販のマウスウォッシュは、目的に応じて様々な薬効成分が配合されています。虫歯予防、歯肉炎や歯間出血の予防、歯垢付着予防、口臭予防、口内浄化、爽快などの効果が得られます。クリーニング後のキレイな状態を維持したい方、日常のご家庭でのホームケアで虫歯や歯周病を予防したい方、起床時の口腔内のネバネバ、口臭が気になる方などにオススメです。市販のマウスウォッシュは手軽に購入でき安全性は高いですが、歯科医師処方のマウスウォッシュほど強い効果が出ない場合があります。

 一方、歯科医院で取り扱われているマウスウォッシュは、多くの場合保険の適応外にはなりますが、薬効成分が高濃度であったり、特殊な成分が含まれており専門的な治療や予防に優れています。矯正中やインプラント治療中で歯磨きが難しい方は強力な殺菌、消毒効果を持つマウスウォッシュで補うと効果的です。日中にハミガキができない方や間食の多い方、定期健診で虫歯がよく見つかる方は高い殺菌力のあるマウスウォッシュが効果的です。つわりで口腔内が酸に触れることの多い方や、逆流性食道炎のある方も、口腔内の酸を素早く中和し高い殺菌力のあるマウスウォッシュを使用することが適切です。うがいができるようになった子どもさんの乳歯の磨き残しや歯の生え変わり時期の磨き残しが心配な時には、親の仕上げ歯磨きに加えて、小児用マウスウォッシュを習慣づけるのも良いでしょう。

 まとめると、市販のマウスウォッシュは安全性は高いですが、歯科医院で取り扱われているマウスウォッシュほど効果が期待できない場合があります。歯科医院で取り扱われているマウスウォッシュは明確な「医療目的」があります。処方薬では濃度や成分が異なり、自己判断での使用はかえって健康に良くない場合があるため、歯科医師の指示に従って使用することが大切です。歯科医師と相談の上、ご自身の目的にあったマウスウォッシュを選択してください。

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