2026年9月
【水曜】中性脂肪が高いと言われたら
康診断の結果を見て、「中性脂肪が高いですね」と言われたことはありませんか。
特に体調が悪いわけでもなく、「少し高いだけだから大丈夫だろう」と思う方も少なくありません。実際、中性脂肪が高くても自覚症状はほとんどありません。しかし、そのまま放置してしまうと、将来の健康に影響することがあります。
中性脂肪は、食事からとったエネルギーを体に蓄えておくための大切な成分です。ところが、使い切れなかったエネルギーが多すぎると、中性脂肪として体内にたまっていきます。ご飯や麺類、パンなどの食べ過ぎ、甘い飲み物やお菓子、アルコールの飲み過ぎ、運動不足などが主な原因です。
特に、「最近少し体重が増えた」「運動する機会が減った」「晩酌が習慣になっている」という方は、中性脂肪が高くなりやすい傾向があります。
中性脂肪が高い状態が長く続くと、血管に負担がかかり、動脈硬化が進みやすくなります。動脈硬化は自覚症状のないまま進行し、将来的に心筋梗塞や脳梗塞、大動脈解離などの重大な病気につながることがあります。
つまり、中性脂肪の異常は「今の症状」ではなく、「将来の病気のサイン」と考えることが大切です。
とはいえ、必要以上に心配する必要はありません。中性脂肪は生活習慣の改善によって下げられることが多い数値です。まずは食べ過ぎを避け、野菜や魚を意識して取り入れましょう。甘い飲み物やお菓子、アルコールを少し控えるだけでも改善につながります。また、ウォーキングなどの軽い運動を続けることも効果的です。
一方で、中性脂肪の上昇には糖尿病や甲状腺の病気などが隠れていることもあります。そのため、「数値がかなり高い」「毎年高いと言われている」「生活を見直しても改善しない」といった場合は、原因を確認することも大切です。
健康診断の結果は、将来の健康状態を教えてくれる大切なサインです。中性脂肪が高いと言われたら、そのままにせず生活習慣を見直すきっかけにしてみましょう。そして、困ったらかかりつけ医に相談してください。ひとりひとりの生活や体の状態に合わせて、無理のない改善方法を一緒に考えていきましょう。お大事に。






















