2026年10月
【金土日】水虫
水虫は、足に多くみられる身近な皮膚の感染症です。皮膚の角質層に白癬菌というカビの一種が入り込んで増えることで起こり、足の指の間がジュクジュクして皮がむける、赤くなる、かゆみが出るなどの症状がみられます。
足裏全体がカサついて角質が厚くなるタイプや、小さな水ぶくれができるタイプもあり、中にはあまりかゆみのない「かゆくない水虫」もあります。
白癬菌は高温多湿の環境を好み、靴や靴下で長時間覆われて汗がこもりやすい足は、菌にとって増えやすい条件がそろっています。
水虫にかかっている人の足からはがれ落ちた角質に菌が含まれ、浴室の床やバスマット、共有のスリッパ、ジムやプールの脱衣所、温泉や宿泊施設の床など、裸足で歩く場所を介してうつることがあります。
ただし、菌が足についたからといってすぐ感染するわけではなく、その日のうちに石けんでていねいに洗い、指の間までよく乾かせば、感染を防げる場合も多いとされています。
日頃から足を清潔に保ち、同じ靴を続けて履かない、湿った靴はよく乾かしてから履く、靴下をこまめに替えるといった工夫も、予防に役立ちます。
診断は見た目だけではなく、皮膚科で行う顕微鏡検査で白癬菌の有無を確認することが重要です。
原因がはっきりすると、症状に合った抗真菌薬を選ぶことができ、爪水虫への進行や再発を防ぎやすくなります。
治療には、主に塗り薬が使われますが、範囲が広い場合や爪まで感染している場合には飲み薬が選択されることもあります。途中で「治った気がする」と自己判断で薬をやめると菌が残り、ぶり返しの原因になりますので、医師の指示どおり、決められた期間しっかり続けることが大切です。
水虫は、日本人の多くが経験するといわれるありふれた病気ですが、恥ずかしさから受診をためらう方も少なくありません。
しかし、かゆみや皮むけが二週間ほど続く場合、症状を何度も繰り返す場合、爪が白く濁る・厚くなるといった変化がみられる場合には、早い段階で皮膚科や、かかりつけ医に相談していただきたいと思います。糖尿病や血流の悪さを抱える方では、足の傷から感染症を起こすリスクも高くなりますので、軽い症状でも放置せず、「少しおかしいかな」と感じたら、早期受診につなげてください。






















