2026年10月
【水曜】便秘の方へのアドバイス
皆さん、毎日すっきりした排便がありますか?いつもお腹が張っている、気持ちよく排便できない、肛門まで便が降りてくるのに、肛門の所が蓋をされたようで出ない。洗浄便座のお湯をながく肛門に当てて刺激しないと排便出来ない、このように便秘で悩んでいる方々の悩みは様々です。日本は女性の方が男性よりも便秘が多いものの、年をとるにつれ男女差はなくなります。
便秘は大きく二つに分類されます。原因がはっきりしている便秘と、原因がはっきりしていない便秘です。原因がはっきりしている便秘には大腸癌、甲状腺機能低下症、また抗うつ剤や、糖尿病、パーキンソン病などのお薬の副作用などがあります。
原因がはっきりしていない便秘が最も多く、機能性便秘とよばれます。機能性便秘でも腹痛や腹部不快感のあるものを便秘型過敏性腸炎と分類するようです。
近年、軽視されがちだった便秘に対する意識改革が始まっています。「便通異常症診療ガイドライン2023」も作成されました。種々の面から検討されています。自分がどのタイプにあたるか診断してもらってください。
便潜血検査を受けている方も増えていますが、潜血反応が陰性でも安心は出来ません。大腸癌があるのに潜血反応が陽性に出る人は少数です。便秘が続くようなら大腸カメラの検査をしたほうが安心です。早期のポリープ癌は大腸カメラで切除できます。
便秘薬には大きく分けて2種類の下剤があります。生薬の一種であるセンナに代表される刺激性下剤と、酸化マグネシウムを代表とする浸透圧性下剤です。刺激性下剤は当初は良く効きますが、投与量が徐々に増えてきます。浸透性下剤は腸内で水分分泌を引き起こすことで、便を柔らかくして排便回数を増やす薬です。どちらにするかは、主治医と相談して調整してください。食生活も大事です。規則正しい生活を心がけ、水分も十分とり、バランスのいい食事をとること。さらに適度な運動を心掛ける事も大切です。高齢者は水分摂取量がどうしても少なくなります。排尿とのバランスもありますが、頑張ってください。人生楽しく過ごしましょう。人生一回限り。






















