兵庫県保険医協会

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審査対策部だより

2026年度の県内指導等実施予定 -協会が厚生局に開示請求-

2026.07.05

 兵庫県内の2026年度指導等実施予定件数(表1)および診療科別平均点数(表2)が、協会が行った近畿厚生局への行政文書開示請求により明らかになった。

医科は新規指導中心、今年も高点数指導はなし

 医科の個別指導は、病院2件(前年3件)、診療所10件(前年6件)である。診療所では若干の増加となっている。選定理由は、病院ではすべて「再指導」、診療所では「情報提供」が2件、「再指導」が8件となっており、「再指導」が若干増加している。医科では昨年に引き続き、「高点数」での個別指導は予定されていない。
 医科診療所の新規指導は132件が予定されている。新規指導は、新規指定から概ね6カ月で実施するとされているが、2026年6月現在、新規指定後1年前後での実施となっており、依然として遅れている。個別指導の実施予定日が新規指導に振り替えられている月もあり、引き続き新規指導を中心とした計画が立てられているものと見られる。

歯科の指導件数は約半減 高点数指導も実施予定

 歯科の個別指導は16件(前年28件)であり、前年から減少している。
 選定理由は「情報提供」が3件、「再指導」が11件、「高点数」及び「その他」が1件ずつである。昨年度は「再指導」での個別指導が突出して増加していたが、今年度は平年並みの件数となっている。

集団的個別指導は医科8月~9月、歯科10月に実施予定

 高点数医療機関を対象とした集団的個別指導は、神戸と姫路の2会場で、医科では診療所159件(前年303件)・病院23件(前年26件)を対象として8月~9月に、歯科では186件(前年230件)を対象として10月に実施が予定されている。
 集団的個別指導は、レセプト1件あたりの診療科別平均点数(表2)の1.2倍(病院は1.1倍)を超え、かつ上位8%が対象とされている。ただし、①レセプト枚数が月30枚以下の医療機関や、②前年度および前々年度に集団的個別指導か個別指導を受けた医療機関は、対象から除外される。
 医科・歯科ともに選定件数は前年から減少しており、特に医科では半減し、歯科でも2割の減少となっている。これは、高点数の基準を超える医療機関の多数が24年・25年に集団的個別指導を受けており、②により除外されたためである。
 協会は、高点数のみを理由とする指導は、対象となる医療機関が固定化されやすいことを指摘してきたが、実態はまさにその通りの状況となっている。また、高点数を理由とした指導は、萎縮診療を招き国民の受療権侵害につながる点でも極めて大きな問題を含んでおり、協会は、高点数のみを理由とする個別指導や集団的個別指導の廃止を求めている。
 なお、近畿厚生局兵庫事務所は、自院の平均点数について各医療機関から照会があれば回答するとしている(電話078-325-8925)。

実施通知が届いたら協会にご相談を

 近年では医科の指導において、指導医療官や事務官の威圧的な指導の例が報告されることもある。協会の要請により一定の改善は見られるが、個別指導に臨む際には録音と弁護士帯同を検討いただきたい。
 実施通知が届いたら、一人で悩まず、まずは協会に連絡いただきたい(医科電話078-393-1840、歯科電話078-393-1809)。

(表1)2026年度指導等実施予定件数
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(表2)診療科別平均点数
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