兵庫県保険医協会

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新年のごあいさつ「医療危機を転換する勢いと活力に満ちた年に」

2026.01.01

 会員の皆さまにおかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。平素より協会活動にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

 近年、診療報酬の長期据え置きに加え、物価高騰や人件費の上昇が続き、病院・診療所を問わず医療機関の経営は危機的状況にあります。赤字に陥る施設が急増し、地域から医療機関が突然消える状況も現実のものとなります。医療機関を守ることは、地域住民の命と健康を守ることに直結することを忘れてはなりません。

 また、保険証廃止に伴う混乱は収束せず、医療DXへの対応も中小医療機関に大きな負担を強いています。廃業を検討する開業医が一割を超えるなど、地域医療の基盤は揺らぎつつあります。さらに窓口負担は増加の一途をたどり、薬剤の保険適用除外も進められようとしています。応能負担の名を借りて経済的弱者の医療アクセスを制限する方向性は、公的医療保険制度の本旨に反するものです。

 安全で質の高い医療を支えるのは「余力」と「備え」であり、医療は国民生活と地域経済を支える基盤です。本年の診療報酬改定では、少なくとも10%以上の増額が不可欠です。当協会は診療報酬改善への取り組みを一層強化するとともに、マイナ保険証による現場の混乱防止にも努めてまいります。

 丙午の年は勢いと活力に満ちる年とされています。本年も、会員の生活と権利を守り、地域住民とともに医療の充実をめざすという協会の使命のもと、力強く活動を展開してまいります。皆さまのご支援とご協力をお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。

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