兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2011年5月15日(1654号) ピックアップニュース

健康テレホン50万コール 開業医の手作り医療情報を住民に提供 [談話]医療の悩みに応え25年 健康情報テレホンサービス編集委員長  法貴 憲

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健康情報テレホンサービス編集委員長法貴憲(画像:上) 医療機関に設置しているポスター(画像:下左)とチラシ(画像下右)

 住民が電話で健康や医療について聞くことができる、協会の「健康情報テレホンサービス」電話コール数が、このたび50万件を突破しました。
 1986年4月に開設した当時は各県の保険医協会が取り組んでいましたが、現在も継続しているのは、通話料無料としている兵庫と、北関東や九州の数県のみとなりました。
 これまでにテレホンサービスの原稿を寄せていただいた諸先生に、心より感謝いたします。各科をなるべく均等に配分して、要望の多そうなテーマを選び、その専門分野の先生に執筆を依頼しております。
 ただ、音声のみで伝えるというテレホンの性質上、耳で聞いてすぐに理解できる平易な言葉を選ぶ必要があるため、隔月で開催している編集委員会でかなり手直しをすることもあります。執筆いただいた先生には、ご迷惑をおかけしましたことをこの場を借りてお詫びいたします。なお、協会ホームページに掲載する際には、テレホンで省略した医学用語を載せるようにしておりますので、ご了承ください。
 電話コール数とホームページアクセス数から考えて、なかなか医師に聞けないことや、何科にかかるべきなのかというテーマが視聴者に多く選ばれています。
 最近は視聴者からのテーマの要望も寄せられますが、編集委員会が収録の2カ月前ということもあり、なかなかその要望に応えられないということや、固定電話からは通話料無料としていますが、携帯電話からのコールは経費が高いために利用できないようにしていることも、これからの課題だと思います。
 編集委員会は3~4人で開催しておりますが、今後は若手の先生のご参加をお待ちしております。また、多くの先生に執筆をお願いしたいと思っておりますので、これからもよろしくお願いいたします。

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 「のどの異物感、詰まり感」「中高年の性生活の知恵」「治療の必要な鼻血」「爪の疾患~爪でみる健康状態」「舌は病気を語る」「なかなか治らない子どもの咳」など

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