保険医協会とは
【兵庫県保険医協会の概要】
設立 | 1969年(昭和44年)6月 |
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会員数 | 7,653人(医師会・歯科医師会員) 開業医会員 3,901人(4,561人) 勤務医会員 1,480人(4,599人) 歯科 会員 2,272人(3,125人) ※2021年6月末現在 |
目的 | 開業保険医の経営と生活・権利を守る 国民医療の充実と向上をはかる |
【会員増加のあしどり】
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【便利な書籍(医科)】

・保険診療便覧
実用性に優れた内容で保険診療に必携
・保険診療の要点
基礎から実務までを簡潔に解説した初心者向け
・審査、指導、監査対策
協会ならではの貴重な事例解説と情報が満載
組織の概要と歴史
兵庫県保険医協会は1969年6月に設立された医師、歯科医師で組織する任意団体です。開業保険医の経営と生活、権利を守ることと国民医療の充実と向上をはかることを目的に活動しており、2017年5月には開業医師3860人、歯科医師2100人、勤務医師1400人の合計7360人を擁する県下でも有数の医療団体となっています。事業毎に医療活動部や税務経営部、共済部、政策部など18の部会と地域ごとに県下11支部を擁しています。
兵庫県保険医協会の前身である「保険医クラブ」は1963年8月に誕生しました。当時、開業保険医は無権利状態に近い状況で、当局による診療報酬の不当な減点・審査や指導・監査が横行し、兵庫県の診療報酬の平均点数は全国の最下位にありました。こうした状況を打開し、不当な減点をなくし開業保険医の経営と生活を守るために10数人の有志によって設立されました。その後、会員を増やし、1969年6月に兵庫保険医クラブは会員数764人で兵庫県保険医協会に発展、継承されました。
兵庫県保険医協会は開業保険医の経営と生活、権利を守る事業として、保険診療対策、臨床研究会、医院経営対策、共済事業、新規開業サポート等を行っています。
年間1万件以上の問い合わせに答える保険診療対策
保険診療対策としては、3,000人の医療関係者が参加する2年に1度の診療報酬改定研究会をはじめ、「保険診療便覧」「保険請求の要点」「審査、指導、監査対策」などの出版物も会員限定で頒布しています。また、お電話やFAX、メールで保険請求などについて、お問い合わせいただく窓口も設置しており、丁寧で詳しい解説を専門の事務局が行っています。
また、診療報酬改定の際には、医科歯科それぞれ現場の声を集め厚生労働省に要請。診療報酬の様々な不合理を是正しています。近畿厚生局に対しても、指導・監査の改善を求めて要請し、録音や弁護士の帯同も認められる、「個別指導での指摘事項」が厚生局のホームページで掲載されるなどが実現しています。
明日から役立つ臨床研究会
臨床研究会としては、月に1度の診療内容向上研究会、特別研究会、在宅医療研究会、臨床医学講座などを開催。日本各地から各分野の一線の医師を招いて、日々の診療に明日から役立つ研究会を行っております。
【2018年度の医科臨床研究会の例】
総合診療医のCommon Diseases | 飯塚病院 総合診療科 診療部長 清田 雅智 先生 |
病歴と見た目で拾い上げる外来診療 | 今村総合病院 救急総合内科 主任部長 西垂水 和隆 先生 |
ざ瘡治療の今後の展望 ―たかが、ニキビ。されど、ニキビ。 |
明和病院 皮膚科部長 黒川 一郎 先生 |
精神疾患と誤診されていた身体疾患 | 東千葉メディカルセンター 総合診療科 副部長 金井 貴夫 先生 |
心電図ハンター特別編 ~脚ブロックで虚血判断~ |
札幌東徳洲会病院 救急科 増井 伸高 先生 |
インフルエンザの診療と感染対策 | 大阪府立急性期・総合医療センター 総合内科部長 大場 雄一郎 先生 |
総合診療にもっとリウマチ学を! - Rheumatology in General Practice (RIGP) の試み - |
帝京大学ちば総合医療センター 内科(リウマチ) 講師 萩野 昇 先生 |
明日から役立つウラ診断学 | 島根大学 医学部附属病院 卒後臨床研修センター 助教 教育専任医師 和足 孝之 先生 |
日常外来の知識アップデート 〜外来診療ドリルからの挑戦〜 |
栃木医療センター 内科医長 矢吹 拓 先生 |
恐い疼痛疾患を見抜く 6つの基本事項 |
順天堂大学 練馬病院 救急・集中治療科 坂本 壮 先生 |
研究会や専門家との相談などで医院経営をサポート
節税、税務調査、相続、労務管理、医事紛争予防などさまざまなテーマでの研究会の開催、医院経営に役立つ書籍の頒布を行っています。また、「患者とトラブルになった」などの相談には、弁護士、税理士、社会保険労務士など専門家の紹介や個別相談会など、多彩なサポートを行っています。
また、医院経営研究会会員(月額2,000円)は、上記研究会の参加費(1人3,000円)が無料、テキストとレポートの無料頒布、専門家との個別相談が無料(年に2回まで)など、さまざまな特典があります。
【医院経営に役立つ書籍】

『医院経営と雇用管理』 『保険医の経営と税務』 『保険医への税務調査』
【2017年度研究会カリキュラムの例】
パソコンでガッチリ日常記帳 | 2017/6/24 |
税務調査に備えて | 2017/7/22 |
遺言と相続税 | 2017/8/26 |
閉院と医院継承 | 2017/10/28 |
医院広報のWeb活用 | 2018/4/28 |
スタッフ定着のポイント | 2018/5/26 |
日本最大規模の医師向け共済
兵庫県保険医協会では、医師のライフスタイルにあわせた独自の共済制度をご提供しています。万一の死亡に備える「高額保障と安い保険料」の「グループ保険」や、代診を置いても給付が受けられる「休業保障制度」、複数の国内大手生命保険会社の運用によるリスクの分散と自在性が特徴の「保険医年金」などを会員に提供しています。
【共済事業】

新規開業のお手伝い
新規開業医サポートとしては、さまざまな金融機関と連携し、開業資金を低利で融資したり、勤務医のための開業セミナーや新規開業医研究会を開催し、新規個別指導対策、開業時の労務管理、税務対策などにも力を入れています。
地域の医師として住民の健康を守る
兵庫県保険医協会のもう一つの柱が患者、地域住民とともに国民医療の充実をはかることです。医療を取り巻く問題について会員や市民に向けて発信するため、日本医師会や兵庫県医師会、全国自治体病院協議会など医療団体の幹部や大学教授などを招いた講演会やインタビューを行っています。また、患者さんの医療費負担軽減や医療制度の充実を求める署名活動などにも取り組んでいます。
今後とも兵庫県保険医協会の事業にご理解とご協力をお願いします。
【インタビューや講演会の例】

(肩書きは当時のもの)