兵庫県保険医協会

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当協会について

理事長挨拶

総会挨拶 2019年6月

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兵庫県保険医協会
理事長 西山 裕康

 本日はお忙しい中、第51回総会にご出席いただきありがとうございます。また、会員の皆様には、平素より協会の活動にご理解・ご協力を頂き、厚くお礼申し上げます。

 この後の総会では、昨年度の「会務報告」と新年度の「活動方針案」「予算案」「役員等選出の報告」を上程しているので、ご承認お願い申し上げます。

 はじめに、お忙しい中、ご臨席頂いた3名のご来賓の皆様方をご紹介します。

 まずは、全国保険医団体連合会会長住江憲勇様。全国の協会・医会の代表として、10万7000人の会員を擁する保団連を総理され、精力的に活動されておられます。本年1月、兵庫協会より先に50周年を迎えられました。

 続きまして、全日本民主医療機関連合会会長藤末衛様。民医連様は「いのちの平等」を掲げて、地域の人びとの切実な医療要求に応え、人権を守るために社会保障の充実を求めて運動し続けておられます。

 最後に、「保険でよい歯科医療を」全国連絡会会長雨松真紀人様にもご臨席いただいています。連絡会は、医療を受ける患者さんと、歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士など歯科医療の提供者が共同して、乳幼児から高齢者までを含めた歯科の保健・医療制度全般の改善を課題にして、幅広い活動をすすめておられます。

 ご来賓のお三方には、協会を代表しまして、心よりお礼申し上げます。

 さて、今月、兵庫県保険医協会は設立50周年を迎えました。兵庫協会がここまで歩んでこられたのは、会員の皆様方のご理解、ご協力、ご努力の賜物と感謝します。

 私たちの協会は、1963年に、医療保険行政の改善を求める十数人の医師有志により結成された「兵庫保険医クラブ」を前身としています。当時の熱気あふれる活動を経て、1969年に協会が設立されました。「開業保険医の経営と生活、権利を守るとともに、国民医療の充実と向上をはかる」という2つの大きな目的を掲げ、会員数も設立当初の764人から現在は7520人となっています。

 医科歯科一体の協会としては全国2番目の規模となっています。またこの間、伸び悩んでいた医科正会員が過去最高を記録しました。兵庫医科大学病院や神戸大学医学部付属病院、他の公的病院からも入会が増えています。期間内目標の達成に向けて事務局は大変なプレッシャーの中活動しています。役員や会員の紹介状は会員拡大にとって非常に重要な役割を持っています。本日も、資料の中に「紹介状」をいれているので、「入会をご検討ください」の一言でで、ぜひご記入お願いしたいです。

 さて、日本では1961年に国民皆保険体制が達成され、1973年には、社会保障制度の拡充により「福祉元年」といわれたが、時を同じくして、石油危機とともに高度経済成長時代が終焉し、構造改革・規制緩和・公的部門の民営化を是とする小さな政府志向の新自由主義が跋扈しはじめました。その結果、市場での優勝劣敗によって、社会保障の低下、雇用の不安定化、生活の格差拡大などの問題を生んでいます。社会的格差を自己責任とし、疾患の自己責任論や受益者負担などの言葉も目につくようになりました。バブル経済崩壊後は、長期的な経済不況により、国民所得は伸び悩み、国債残高増加に伴い、政府借金返済の必要性が叫ばれ、そのターゲットとして社会保障給付費の抑制が強化されました。

 2000年代には経済成長の停滞と相まって、高齢化に伴う社会保障給付費の増加が国家財政悪化、政府借金の主因であるかのように言われ、「将来世代への借金の付け回しだ」と、国民の将来不安を煽り始めました。

 その後も「社会保障と税の一体改革」と称し、経済財政に重きを置き、プライマリー・バランスの黒字化に固執し、社会保障の抑制と消費税増税を基本路線としています。その結果、経済の停滞、将来不安、消費低迷、デフレが日本を覆いつくし、格差は拡大し、経済的弱者を置き去りにしつつあります。

 政府は、引き続き「経済再生」「財政再建」を目的に社会保障費を抑制しようとしています。「国の借金はGDPの2倍で、国民一人当たり数百万円だ」といったように、政府の負債を国民一人一人の負債のように煽り立てていますが、徴税権、通貨発行権を含め、主権を行使することができる政府の負債と家計の負債は全く別物です。にもかかわらず、生ずるはずのない財政破綻が将来起きるとの論調で不安を増加させ、その解決策として社会保障縮小を主張しています。しかし、公的部門と民間部門全体で考えれば、国債は将来世代の負担とはならず、歴史をみれば、社会保障拡大が生活安定と向上、所得再分配、経済の安定に大きく貢献してきたのは明らかです。言うまでもなく、社会保障は国家財政立て直しの道具ではなく、医療は国家の財政収支に合わせるべきではありません。

 私たちは、さらに学習し、発信力を高めなければなりません。社会保障を充実させ、生活や子育て、老後や介護などの不安を払拭してこそ、国民は安心して日々の生活を営み、それが経済発展につながっていきます。

 今年は令和元年です。平成の30年間は、消費税導入とその増税の時代だったが、所得税、法人税の減税により、消費増税分は相殺されています。労働分配率は低下し、大企業が内部留保を積み増し、景気回復は実感されず、社会保障の充実、特に医療の充実には程遠い30年間でした。

 消費税引き上げと社会保障の削減は、消費を抑制し、政府支出を減少させ、家計の可処分所得を減らす策であり、国民は将来不安と相まって一層消費を控えます。国民は決して豊かになれず、失われた20年の再来を招くこととなります。

 現在、破壊された安定雇用、格差と貧困の拡大、少子高齢化の進行、家族・地域社会の変貌、実質賃金低下などの問題が山積されています。今必要なことは、社会保障を充実させ、国民生活の将来不安を一掃することです。生活や子育て、老後や介護などへの負担と不安を軽減してこそ、国民は安心して日々の生活を営み、それが経済発展にもつながっていきます。格差の拡大は経済成長を損ない、再分配は経済成長を阻害しません。高い水準の成長と再分配の同時達成は可能です。

 私たちは「開業医の生活と権利を守る」「患者・住民とともに地域医療の充実・向上をめざす」という二つの目的を中心に集まり、半世紀にわたって活動を続けてきた医師・歯科医師の団体です。

 私たち執行部は、50年の歴史を持つ協会と7515人すべての会員のために、また地域住民のために、よりよい協会、よりよい医療を目指し、これまで以上に努力したいと思います。

 会員の皆様のご理解とご協力、ご指導・ご鞭撻のほどをお願いいたしまして、ご挨拶とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。

総会祝賀会での挨拶 2019年6月

 本日は、ご多用のところ、このように多数の方々にご臨席を賜り、「設立50周年祝賀会」を執り行うことが出来、誠に光栄の至りです。

 高いところからだが、こうして、皆様の、お一人お一人のお顔を拝見すると、長きにわたり様々なご支援を賜った事を思い、感謝の念を禁じえない。誠にありがとうございます。

 とりわけ、本日ご臨席の、医学・医療を指導していただいている病院の先生方、平素よりご懇意にさせていただき、たびたびご無理申し上げている国会議員の先生方、ご指導・ご鞭撻を頂いている「全国保険医団体連合会」並びに各都道府県の保険医協会・医会の先生方、私どもの活動にご理解ご協力をいただいている医療関係団体の皆様、共済事業を通じてご協力いただいている生命保険会社・損害保険会社の皆様、親しくお付き合いさせていただいている友好団体の皆様、お取引いただいている業者様、並びに協会顧問の弁護士、税理士の先生方に厚くお礼申し上げます。

 ご来賓の方々のお名前をすべてご紹介することは叶わないが、ご参加いただいた皆様のお力添えとご支援のおかげ様をもち、本日50周年という喜びの節目を迎えることができ、あらためて皆様のご厚情に感謝申し上げます。

 これからは、国民健康保険の都道府県単位化なども実行され、医療社会保障分野における都道府県の権限と役割が一層強くなっていきます。半ば強制的な機能別病床数のコントロールや医師の地理的偏在解消、県独自の診療報酬点数設定なども危惧されます。

 さて、ここで協会の半世紀を、スライドを使って簡単にご紹介します。まず、初代理事長・桐島正義先生。協会は、1963年十数人の有志により結成された「兵庫保険医クラブ」を前身としています。保険医クラブ6年間の活動を経て1969年、764人の会員からなる「兵庫県保険医協会」が設立されました。「開業保険医の経営と生活、権利を守る」「国民医療の充実と向上をはかる」という二つの大きな目的を掲げてスタートしました。

 初代歯科部会長・田村武夫先生。兵庫県保険医協会は、医師法・歯科医師法の第一条に定められているように、「公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もって国民の健康な生活を確保する」ために、早くより医科・歯科一体となって活動しています。

 合志至誠・第二代理事長。1995年、阪神・淡路大震災が発生し、協会は被災患者支援と民間医療機関への公的支援拡充を求めました。「復興県民会議」を中心に、日本医師会の協力も得ながら、医療機関向けの助成制度を認めさせ、その後の災害対応の基礎となっています。

 池尻重義・第三代理事長。協会は受診抑制を伴い、格差医療を招く「患者窓口負担増加」へは一貫して反対しています。協会は、財政優先の社会保障費抑制に対して、医療政策研究を重ね、会内外に発信し、国民とともに、皆保険制度を守り続けてきました。

 第4代理事長・朝井栄先生。2000年には介護保険制度が創設されました。協会は医療だけにとどまらず、介護保険の充実をはじめ、命、健康を脅かす、いわゆる「健康の社会的決定要因」の改善にも力を注いできました。

 前理事長・池内春樹先生。この当時、産科・小児科・救急を中心に「医療崩壊」がもたらされたのは、記憶に新しいかと思います。協会は、社会保障全般、あるいは健康に関する問題意識を共有する各団体とも協働して活動してきました。

 協会設立当時の私。中学入学直後、人生で3カ月間だけ丸刈りを強制され、この頃より「非従順な知性」が芽生えていました。体重は50年でおよそ2倍になりました。まだまだ力不足ですが、歴代理事長に一歩でも近づけるよう、努力したいと思います。本日この日を、新たな50年へのスタートとしたいと思います。

 当協会の50年間の活動と業績は、歴代理事長をはじめ、協会役員延べ259人を中心に、すべての会員、そして事務局員の協力と努力の結果です。この場を借りて、ご逝去された方、並びに先人たちのご尽力に感謝し、今日の慶事を共に喜びたいと思います。

 お陰様を持ち、共に活動する会員数は、設立以来、毎年増加を続け、現時点では過去最高となる7520人となりました。医科歯科一体の協会としては全国2番目の規模となりました。

 私ども協会の目的は「国民医療の向上と充実をはかる」ことです。これは立場を超えた国民の強い願いであり、私たち医師・歯科医師の責務であり、追い求め続け、達成すべき目標です。

 兵庫協会は、今日のこの日を、先達たちが築き上げてきたこの道をより太く、明るく、はっきりと示す第一歩としたいと思います。

 設立当初の情熱を忘れず、慢心することなく、医科・歯科一体となって、困難と問題に立ち向かい、理想と目標に向かって進むことを、会員一同改めて決意しています。皆様方におかれては、これまでと変わらない、ご指導とご鞭撻、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

 最後になりましたが、ご臨席賜りました皆様のご健勝とご多幸を祈念し、私のご挨拶とさせていただきます。有難うございました。

評議員会挨拶 2019年5月

 本日は、お忙しい中、第95回評議員会にご出席いただき有難うございます。また、平素は評議員として、協会の活動にご理解、ご協力を賜り有難うございます。

 最近の情勢と協会活動について、若干の所感を述べさせていただきます。

 平成から令和に変わる中、国は、「人生100年時代、健康長寿、予防医療」をうたい、「国民一人一人ができるだけ長く健康に働くことができ、老後に不安を抱く必要のない社会を作る」ことを目指しています。これらは住民、医療提供者、保険者、行政が協働して取り組むべき事柄であり、異を唱えるものではありません。

 しかしながら、「生涯現役」「働き方改革」「健康インセンティブ強化」「労働生産性の向上」との文言が並べられ、その一方で、プライマリ・バランス黒字化、社会保障費抑制、規制緩和と営利産業化を推し進める姿勢を合わせ見れば、健康弱者、あるいは経済的弱者に相対することの多い医師・歯科医師の団体としては、もろ手を挙げて賛成とは言い難いものがあります。

 政府は、少子高齢化、公債依存と残高累増、負担先送り論により、プライマリ・バランスの黒字化を「背水の陣」と絶対視し、国債残高累増の主因を、⾼齢化に伴う社会保障費の増加に押し付け、「税と社会保障の一体改革」と称した「消費税増税」と「社会保障費の抑制」による財政健全化路線を加速しています。

 振り返れば平成の30年間は、消費税導入とその増税の時代でしたが、所得税、法人税の減税により、消費増税分は相殺されています。労働分配率は低下し、大企業が内部留保を積み増し、景気回復は実感されず、社会保障の充実、特に医療の充実には程遠い30年間でした。特に昨年より、GDP世界第3位の日本を挟んで、第1位と2位の米中が経済冷戦を激化させる中、景気は後退局面に入り、10月の消費税増税は、個人消費を落ち込ませ、日本経済の致命傷となる危険性を孕んでいます。

 政府は、現在の財政状況に陥った要因として「受益と負担の乖離」を挙げ「これを正す」、あるいは「給付と負担のバランスを回復する」としています。しかし公的社会保険には、民間保険にみられるような「受益と負担の関係」いわゆる「給付・反対給付均等の原則」はありません。これは、公的保険の目的の一つが所得の再分配にあるからです。

 さらに政府は、「負担の公平化」と称して、「後期⾼齢者の窓⼝負担の引上げ」や「介護の利⽤者負担増」も必要としています。そもそも患者窓口負担の増加は、経済的弱者、健康弱者を公的医療から遠ざけ、受診抑制や重症化の危険性があり、公的医療保険制度としては本末転倒です。社会保障や公的医療保険の原則は「能力に応じた負担」ですが、今負担能力があるのは誰なのか。負担能力とは決して患者の懐具合ではありません。

 また同時に、保険給付範囲の縮小として「⾼度・⾼額な医療技術や医薬品の保険収載の見送り」、 「小さなリスクは自助」で対応すべきとし「OTC類似薬や有⽤性の低い医薬品の⾃⼰負担率の引上げ」「少額の外来受診への定額負担の導⼊」などの方向も打ち出されています。さらに、「保険給付の効率的な提供」と称し、急性期病床の削減を主とする「地域医療構想の実現に向けた都道府県によるコントロール機能の強化」「外来受診時の定額負担の上乗せ」、「医療費・介護費の地域差半減」、つまり低きに合わせるインセンティブ策の強化もおこなわれ、「公定価格の適正化」として診療報酬の抑制も方針の一つとされています。

 さて、医療費の増加原因は、⾼齢化などが半分程度、残り半分は、「その他の伸び」とされています。「その他」の伸びとは、医療の高度化による増加分とされ、その内訳として診療報酬改定、新規の医薬品や医療技術の保険収載、医師や医療機関の増加などが指摘されています。政府は、社会保障費の実質的な増加を「高齢化による増加分に相当する伸びにおさめる」方針を持続しています。つまり、診療報酬や医師や医療機関に対する国家のコントロールを一層強めることで、医療費増加を抑制するということです。これは、医学の進歩や新技術、あるいは医師や医療従事者の仕事の評価を蔑ろにする、言い換えれば、少ない施設と人員で、安あがりの医療を提供させるということに他なりません。

 医療において、その有効性と安全性の向上、不正の撲滅と営利主義の排除、機能分化と連携、無駄の検証、国民からの信頼向上は必須ですが、国民の命と健康を守る医療団体としては、財源論に必要以上に拘泥することなく、最適な医療に必要な医療費を、臆することなく要求していくべきではないでしょうか。欧州諸国のように、成熟した国家において、社会保障の充実と経済成長の両立は可能です。

 最後になりましたが、組織現勢についてご報告します。現在会員数は7497人となっております。ひとえに皆様方のご協力のおかげと感謝しております。会員のご同行あるいは紹介状が最も効果を発揮するのは、組織拡大に奔走する事務局員の実感するところであります。今後とも重ねてご協力をお願い申し上げます。

 それでは、このあと、第51回総会に向けての2018年度会務報告、2019年度活動方針案並びに予算案、次期役員選出に関しまして、ご報告とご提案をさせていただきます。

 忌憚ないご意見、活発なご討議のうえ、ご承認いただきますようお願いいたしまして、ご挨拶とさせていただきます。ご清聴有難うございました。

新年挨拶 2019年1月

 皆さま、新年明けましておめでとうございます。

 昨年中は協会の活動にご理解、ご協力いただきありがとうございます。特に「みんなでストップ!患者負担増」署名に際しましては、多くのご賛同をいただき感謝しております。

 「患者負担増反対」は、私たちの考え方の基本で、活動の柱でもあり、この主張を後退させることはありません。本年も続けて取り組みますので、さらに多くのご署名をお願いいたします。

 さて本年4月には統一地方選挙、7月には参議院選挙、10月には消費税増税が予定されています。地域医療構想や地域医療計画はもちろん、医師法・医療法改正、医療費助成、介護保険事業、自治体病院の統廃合や繰入金、国保の都道府県単位化などにより、地方自治体の医療・社会保障に対する施策が、地域住民の暮らしと健康に大きな影響を及ぼします。効率化に名を借りた費用抑制一辺倒であってはなりません。国政選挙はもちろん、地方選挙においても医療や介護、子育てといった社会保障に高い見識を持った議員を選出することが重要です。

 また、経済で深く結びついた米中2大大国が新冷戦に入り、世界経済の縮小が懸念される中での消費税増税は、台風が来そうな時に窓を開けておくようなものです。低所得者を中心に消費が落ち込み、日本経済にとって失われた20年の再現が危惧されます。

 世代に関係なく、すべての国民が望むのは「医療・介護・年金・子育て」といった目の前の生活に直結する社会保障の充実による将来不安の払拭です。すべての国民がお金の心配なく、健康で長生きできるような社会こそ、経済発展の基盤でもあります。

 今年の干支である猪は、突進力が強い反面、犬と同じくらい鼻が敏感で、慎重な性質だとのことです。元号が変わっても日々の生活が変わるわけではありませんが、猛進のきっかけにできればと思います。

 6月には協会設立50周年を迎えます。本年も執行部、事務局員一丸となって協会の発展、国民医療の充実に努力する所存ですので、一層のご協力、ご指導のほどをお願い申し上げます。

就任挨拶 2015年6月

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兵庫県保険医協会
理事長 西山 裕康

 この度、兵庫県保険医協会の理事長に就任いたしました西山裕康です。

 平素は協会の活動にご理解、ご協力賜わりまして誠に有難うございます。私たち兵庫県保険医協会は、現在医師・歯科医師合わせて7200人を超える組織です。「患者住民とともに地域医療の充実・向上をめざす事」を大きな柱とし、命と健康を守る社会の実現に向け活動しています。

 さて、最近の医療・社会保障改革を見ますと、小泉改革に始まる「公的医療にブレーキ」に加えて、安倍内閣における「医療の営利産業化にアクセル」という新自由主義的政策により、多くの医療関係者が巻込まれ、一部は押し切られあるいは取り込まれ、その結果、健康弱者を始めとする社会的弱者にその「しわ寄せ」が及んでおります。

 日本の国民皆保険制度には、先人たちが作り上げてきた「いつでも、どこでも、だれでも」という理想があります。この理想を守り続ける事により、国民が最適な医療を享受できるという、世界に誇れる日本の医療制度を再確認し、その体制を堅持しさらに充実させるべきです。

 「いつでも、どこでも、だれでも」に反する「今だけ、ここだけ、自分だけ」を決して良しとせず、「能力に応じて負担、必要に応じて給付、結果として所得再分配を伴う」という社会保障の原則を当然とし、基本的人権としての医療・社会保障を守り続ける活動に邁進したいと思っております。

 兵庫県保険医協会の大きな柱は「患者・住民とともに地域医療の充実・向上をめざす」事です。そのためには皆様方のお力も必要ですので、今後とも協会の活動にご理解とご協力、ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

 以上、簡単ですが理事長就任の挨拶とさせていただきます。

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