兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2011年10月05日(1667号) ピックアップニュース

第20回日常診療経験交流会へ 職員、ご家族一緒にご参加を

理事長  池内 春樹

 10月30日は兵庫県保険医協会の秋祭り、第20回の記念すべき日常診療経験交流会です。
 今年は1961年の国民皆保険制度発足から50年の節目の年ですが、実は戦前に「健兵健民」を目的にした「皆保険」があったことをご存じですか。
 戦後、憲法13条の幸福追求権と25条の生存権、生活権の具体化として、国の義務としての社会保障の一部として国民皆保険が実現しましたが、医療提供体制、医療費負担のいずれにおいても制度疲労を起こしています。今こそ、日常診療の原点である国民皆保険制度のあるべき姿について考える時ではないでしょうか。
 ちょうどその時、東日本大震災が起こりました。被災地はもともと医療過疎地域でした。阪神・淡路大震災と異なり、津波や原発事故がありますが、DMATやJMATなど新しい医療支援体制が初動しました。
 エリアやラインを指定しての石巻方式は、今後の受け入れの標準になるのでしょうか。仮設住宅での医療には兵庫の経験はいかせるのでしょうか。「東日本大震災-被災地の医療を考える」特別分科会を企画しました。10月29日には、被災地の医療を考える懇談会があります。地域医療の主役としての医療者は何ができるか、何をすべきか、みんなで考えたいと思います。
 恒例の医科・歯科・薬科交流企画は「日常診療における睡眠(呼吸)障害への対応~眠れない・眠りたい・眠りすぎ」です。
 あなたと私の展示会、ポスターセッション、医院新聞、情報ネットワーク展や救急フェスタ、喫茶コーナー、各支部持ち寄りの特産品の抽選会もあります。
 先生方とご家族、従業員、皆様のご参加をお待ちしております。

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