兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2012年6月25日(1690号) ピックアップニュース

第44回総会 新年度方針を承認 TPP、「一体改革」阻止へ全力

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160人が参加して、「一体改革」・TPP反対、原発再稼働反対などを確認

 震災被災者の生活再建、社会保障拡充、平和を守る政治めざし、税と社会保障一体改革・TPP参加阻止を――。協会は6月17日に第44回総会を開催し、会員ら160人が参加。「頼りになり、役立つ協会」をめざすなどとした2012年度方針案・予算案が承認された。(次号に総会詳報、決議全文)

 池内理事長はあいさつで「最もうれしいのは、協会会員数が7千人を超えたことだ。国会では消費税増税法案が、民主・自民・公明三党の合意で成立しようとしている。野田首相は『国民生活のため』と大飯原発の再稼働を決定してしまった。政権交代とは何だったのか。主権在民を輝かせるときだ。日本と世界の安全保障と社会保障をどうするか、日本国憲法を基盤に議論しよう」と呼びかけた。
 住江憲勇・全国保険医団体連合会会長と石川康宏・憲法が輝く兵庫県政をつくる会代表幹事(神戸女学院大学教授)、村上哲也・兵庫県商工団体連合会副会長が来賓あいさつした。
 各氏は、「一体改革の中身は、消費税増税と社会保障の解体で、再分配機能の全否定だ。阻止するため、国民・会員の声を国会に集中しよう」(住江氏)、「原発再稼働も消費税増税も求めているのは財界で、国民の賛成は少数。井戸県知事はいずれも推進しようとしている。県民の願いにかなう県政へ転換させよう」(石川氏)、「助け合いの共済を守るために、改定保険業法の適用除外、TPP阻止めざして、共にがんばっていきたい」(村上氏)などと述べた。
 討論では、「医療を滅ぼすTPP参加に反対」(政策部・明石市、西山裕康先生)「『保険でより良い歯科医療を』兵庫連絡会の活動にさらなる協力を」(歯科部会・赤穂郡、白岩一心先生)「大飯原発の再稼働はおかしい」(環境公害対策部・灘区、山中忍先生)「日常診療経験交流会へご参加・ご協力を」(研究部・たつの市、清水映二先生)など、5人が発言した。
 総会は「消費税増税をやめ、国と大企業の責任で医療の財源をつくること」「国民皆保険を崩壊させるTPP交渉に参加しないこと」「原発の再稼働をやめ、原発に頼らないエネルギー政策に転換すること」などを求める決議を採択した。
 懇親会では、小澤孝好県医師会副会長や辻泰弘参議院議員・厚生労働副大臣ら多数の来賓が出席し、あいさつした。

好評の記念講演 「カプセル内視鏡」

 記念講演は、「カプセル内視鏡の有用性と今後の展望」をテーマに、慶應義塾大学医学部内視鏡センター助教の細江直樹先生が講演した。
 細江先生は、カプセル内視鏡の実際について、従来、闇の臓器とされていた小腸内部を映像で確認できるようになったことの意義を述べるとともに、実際の写真データを示しながら臨床症例を紹介し、その有用性と課題について分かりやすく述べた。
 参加者からは「保険点数や患者負担額は」など多数の質問が寄せられた。

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