兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2012年8月05日(1694号) ピックアップニュース

女医の会インタビュー(9) ハープの音色で心も体もリフレッシュ 芦屋市  多田  梢

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 開業して35年になります。開業医は、患者さんの全身や生活まで、まるごと診るようでやりがいを感じます。医師として、常に患者さんから学ぶということを心がけてきました。協会や医師会の活動にも積極的に関わってきたのは、やはり地域医療をよりよくしたいという思いからです。
 日ごろ忙しい中でも、昔から音楽と踊りが大好きで、足を痛めるまでは、ソーシャルダンスやフラメンコに夢中になりました。疲れもスカッとリフレッシュできました。フラメンコは、音楽と自分で踏みならすリズムを全身で楽しめます。
 踊りをマスターしたいとの意欲で大阪のダンススクールに通い続けて、初心者だった私が舞踏会に出られるほどに上達しました。小物から衣装、衣装にあわせた靴選びも楽しんで、さあこれからっ!という時にひざを痛めてしまって、ひざの内視鏡による手術をするはめになり、とっても悔しい思いをしました。
 そんなとき、ハープ教室の生徒募集を見つけました。ハープは見た目も音色も優雅で以前からとっても憧れていたので、このチャンスを逃すまいとすぐに教室へ。70歳を期に、チャレンジすることにしました。
 自宅用にもハープを買って練習に励んでいます。思っていたより弦は太くて張りが強く重たいです。腕を使って力を込めて、意外にエクササイズにも効果的かもしれません。自分の奏でる音色に癒されています。
 10年続けたらモノになるかもしれないと思っているので、80歳になったら、患者さんや協会のみなさんにも演奏会を計画してお披露目するのが目標です。
 最近、高校時代の片想いの彼に出会うチャンスがあり、10年といわず喜寿をめざせと背中を押されたので、密かに練習に熱を入れています。
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