兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2012年10月05日(1699号) ピックアップニュース

JA兵庫中央会と懇談 力を合わせTPP阻止を

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(右から)JA兵庫中央会の渡辺力之農政広報部長、高品藤吉常務理事、浜田充専務理事と、協会の川西敏雄副理事長、池内春樹理事長、藤田誠治事務局長、加藤擁一副理事長が意見交換を行った

 協会は9月19日、兵庫県農業会館でJA兵庫中央会とTPPに関する情報交換会を行い、TPP交渉参加反対で一致。日本の医療と食を守るため、共同しTPP阻止の取り組みを発展させていくことを確認した。JA兵庫中央会からは浜田充専務理事、高品藤吉常務理事が、協会からは池内春樹理事長、加藤擁一・川西敏雄両副理事長ら5人が参加した。

 JA兵庫中央会からは、野田総理が財界首脳と頻繁に面会しており交渉参加圧力が強まっていること、経団連が全米主要都市でTPPの意義を話し合うシンポジウムを予定するなど早期交渉参加に向け取り組みを進めようとしていること、米通商代表部は年内の交渉妥結目標を断念したが、国内の推進勢力はこれを利用し、ルールづくりへの関与は可能であると早期交渉参加表明を求めるだろうことなどが報告された。
 また、JAグループの今後の取り組みとしてTPP交渉参加反対のネットワークを広げるとし、保険医協会や医師会など医師層が反対していることについて、浜田専務は「非常に心強い」と述べた。
 協会側は池内理事長が「医食同源という言葉があるように、医療も食も究極的には人の健康と命を守るものだ」と述べ、協会企画編集のパンフレット「TPPが医療を壊す」の普及を中心に活動を強化していると対応。川西副理事長は「今後、ラジオ番組でもTPP交渉参加反対を訴える予定なので、ぜひJAからも一緒に出演を」など、具体的に共同の取り組みを発展させる提案を行った。
 これに対し、JA兵庫中央会は「ぜひ、一緒に取り組みたい」と応じた。
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