兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2013年1月25日(1708号) ピックアップニュース

燭心

 いつまで正月気分かと叱られるかもしれないが、「みどし」をお題に、いろはかるたで遊んでみましょうか。江戸時代から続くこの庶民の遊び、世相を言い得て妙である。誰のこととは言わないが、しばしお付き合いを▼「みから出たさび」、まああれだけ国民への公約を裏切ったんだからしょうがあるまい。真剣に反省して出直してくれればいいんだが、何で国民が消費税増税やTPPに反対しているのか、いまだに分かっておられないようで、もどかしい。「良薬は口に苦し」とできるかどうか、当分は保護観察中▼「としよりの冷や水」、お元気な高齢者を茶化すつもりは毛頭ないが、どうもこの人だけは困ったものだ。80歳におなりになるというが、何かと言えばお隣さんの神経を逆なでする。今度は議員バッジをつけてめざすは大日本帝国の復活か核武装か。アジアの人々を苦しめたファシズムの時代を忘れたわけではあるまい。21世紀の地球丸、「旅は道連れ、世は情け」であると思うのだが▼「しらぬが仏」、ですまされていた。安全、安全と信じ込まされて暮らしてきた。国民の知らない間に危険なことがどんどん進められていた。ある日突然とんでもない事故。気がついた時にはもう遅い。原発だけじゃない、TPPしかり、改憲しかり。「のどもと過ぎれば熱さを忘れる」ちょっと悪い癖と反省。美辞麗句の宣伝に惑わされず、真実を知ること、知らせること、忘れないこと、年頭の誓いにしたい(星)
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