兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2014年9月25日(1762号) ピックアップニュース

燭心

 今年の4月1日、消費税が8%になった。まもなく半年が経つ。先日、元町商店街で恒例の「もとまち川柳」の入選作品発表をしていた。今回のお題は消費税だ。17文字に込められた庶民のうらみつらみ、なかなか辛辣だ。少し紹介してみたい▼『4月から、得意になった8の段』『ショッピング、孫と復唱8の段』というのもある。『一段と、メタボになった小銭入れ』1円玉が買い物の必需品となりわが財布も。大枚で膨らむのならまだしも『チャリチャリと、増える硬貨と減る紙幣』なのが悲しい▼『小遣いは、内税ですと妻が言う』これを可処分所得の減少というのだろう。『給料に、のせてほしいな消費税』と願えど、アベノミクスは庶民には無縁。『増税後、俺の財布は大不況』である。『値段見て、「込み」か「抜き」かと目をこらす』これは優秀賞作品。買い物はシビアに。かくして増税後、内需は冷え込むばかり。『元町は、増税分はスマイルで』地元商店街には何とか頑張ってほしいのだが▼最優秀賞『八に慣れ、忘れたころに十がくる』に対し、「忘れたころではなく意外に近いかも」が選者の評だ。慣れたり忘れたりすると、すぐに10%が待っていると心しておきたい。それにしても、またまた医療改悪の計画が目白押しだ。「社会保障のため」はどこに行ったのか。私も負けじと一句『福祉かね?あれは冗談四月馬鹿』もうこれ以上だまされてはたまらない。秋の署名運動にご協力を(星)
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