兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2015年1月05日(1771号) ピックアップニュース

燭心

 新年を迎え、仕事はじめ。馬齢を重ねるとなかなか腰も重くなりエンジンもかかりにくい。昨年末の衆院選、多方面から分析、評価がなされているが、本当にこんなことでよかったのかと思わせることがいくつかある▼一つは、不意打ちを食らわせたような解散。600億円とも言われる選挙費用、党利党略、自らの保身のためだけに浪費するのはいかがなものか。聞くところによると不意打ちではなく、消費税増税に絡んで、GDPの結果が芳しくないときに向けて、綿密に計画されていたという▼さらに今回も懲りず第三極もどきの出現や新党の誕生。主義主張がはっきりしない、これまでの国民に対する公約、実行してきたことに対し、なんら反省もなく声高に対極をさけぶ政党。現政権を右から上手投げしようとする、協力するのか対峙するのかわからない、勢いだけの集団▼最近目立つのはマスメディアの規制だ。現政権のマスメディアに対する態度、選挙においてお願いと称する規制、NHKの国営放送化。現に選挙期間中、政治に関するテレビの放映時間は3分の1になったとか。さらに選挙結果の評価においても、アベノミクスが全面的に受け入れられたような報道が多い。社会保障、原発問題、秘密保護法、基地問題、消費税等多くの重要課題は無視された▼今年も闘う課題が山積している。ぶつぶつ言っていても仕方なし、頼りになる兵庫の国会議員も誕生した。通常国会に向け署名運動に励みますか(無)
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