兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2015年8月25日(1791号) ピックアップニュース

「保険で良い歯科」署名運動スタート! ご協力ください
歯科部会長・副理事長  吉岡 正雄

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目標2万筆
 協会は「保険でより良い歯科医療を」兵庫連絡会とともに、「いつでも、どこでも、だれもが、お金の心配をせず『保険で良い歯科医療』の実現を求める」国会請願署名に取り組むことにいたしました。年内に2万筆を目標に集めておりますので、全会員の皆さまにぜひご協力をお願い申し上げます。
 口腔の健康が全身の健康に深く関係し、歯科治療をすることで糖尿病、肝臓病、心筋梗塞、さらには認知症の改善にもつながることが明らかになっており、健康長寿社会に向けて歯科の果たす役割がますます重要になっています。
 しかしながら、ながらく続く社会保障費抑制策の中で歯科医療界は疲弊し、特に歯科技工士の離職率は20歳代で約8割にもなり、高齢化のピークとなる2025年には歯科技工の担い手がいなくなりかねない深刻な事態になっています。歯科技工士がいなくなれば、ひいては患者・国民の口腔の健康を守ることもできなくなり、歯科医療の土台そのものが崩れていきます。
 今国会でも兵庫選出の井坂信彦(維新)・堀内照文(共産)両衆議院議員が相次いで歯科技工士の長時間低賃金労働について厚生労働大臣を追及したように、この問題を抜本的に解決するためにも、低医療費政策の抜本的改善が必要であることが明らかにされています。
 それゆえ、今回の請願項目は、(1)「お金の心配をせず、歯科医療を受けられるよう、窓口負担を引き下げてください」、(2)「保険のきく歯科治療を増やしてください」とともに、(3)「国の歯科医療にかかわる予算を増やしてください」の三つを掲げて、患者・国民とともに歯科医療の充実を求めていきます。
 署名とリーフレットは『月刊保団連』8月号に同封しております。まずはご家族・スタッフの皆さまのご署名から返送ください。そして、窓口に置き患者さんにもすすめてください。署名付きのポケットティッシュもございますので、ご希望の方は事務局までご一報ください。

 署名・リーフレットの追加注文、ポケットティッシュのご注文は、電話078-393−1809、FAX078-393−1802歯科部会まで
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