兵庫県保険医協会

会員ページ 文字サイズ

兵庫保険医新聞

2015年12月15日(1801号) ピックアップニュース

ZOOM UP! 2015

 戦後70年、阪神・淡路大震災20年の節目の年であった2015年の兵庫県保険医協会の活動を写真とともにふり返る。

1801_08.jpg

会員・市民が多数集まり経験を交流した
(1月17日)

阪神・淡路大震災20年
経験つなぎ、真の復興求める
 阪神・淡路大震災から20年となる1月17日、協会は神戸と西宮でメモリアル企画を開催し、計400人が参加。20年間を振り返り、被災者置き去りの「創造的復興」の問題点や教訓などを訴えた。また、借り上げ復興住宅住民が退去を迫られている問題で、西宮・芦屋支部を中心に「健康カフェ」や住民アンケートなどに取り組んだ。
1801_12.jpg

集まった署名を国会へ提出した
(2月19日)

ストップ!患者負担増
署名4万筆超
 安倍政権の社会保障改悪に反対し、協会は患者署名や会員署名、毎月の国会要請行動などに取り組んだ。昨年秋から継続して取り組んだ「ストップ患者負担増」署名は、会員医療機関・友好団体の協力を得て、近年最多となる4万1598筆の署名を国会に提出した。診療報酬プラス改定と医療へのゼロ税率適用を求める二つの会員署名はいずれも800筆を超えた。
1801_07.jpg

西山新理事長から、池内前理事長へ花束を
贈呈(5月17日、第87回評議員会)

西山新理事長が就任
 6月の総会では、6期12年間にわたり理事長を務めた池内春樹先生が勇退し、新理事長に西山裕康先生が就任。「協会活動の原点を大切に」「会員として誇りを持てる協会に」「協会の活性化とさらなる拡大を」の三つの指針のもとで、会員の役に立つ活動、医療・社会保障を守る活動のさらなる充実をはかった。
1801_11.jpg

近畿厚生局(手前)に指導・監査の改善を
要請(6月18日)

近畿厚生局との6年ぶりの懇談が実現
 6月18日、近畿厚生局との6年ぶりの懇談が実現した。兵庫と京都協会が個別指導および監査の改善を求め、近畿厚生局に懇談を要請していたことから実現したもの。懇談では、個別指導での弁護士帯同や録音が実質的に可能であることなどが改めて明らかとなった。
1787_03.jpg

協会作成のポスター

子ども医療費無料
30市町に拡大
 7月1日から、6市町が新たに中学3年生までの医療費を通院・入院とも無料にし、県下41市町のうち30市町に拡大。所得制限なしも10市町に広がった。協会は支部でも、各地の市民団体などと協力し署名や陳情を行った。
1801_10.jpg

国会包囲行動に役員が多数参加(7月26日)

安全保障関連法反対でアピール
違憲の法 許さない
 9月19日、集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法が、多数の国民の反対を無視し、成立した。協会は、日本国憲法に謳われた平和主義、専守防衛の国是を根本から変え、国民のいのちを危険にさらす憲法違反の法であるとして、集会や国会包囲行動に役員が多数参加。「法案に反対する医師・歯科医師アピール」を集めるなど反対の声を上げ続けた。
1801_14.jpg

街頭宣伝を重ね市民に署名の協力を訴えた
(10月24日)

「保険でより良い歯科」求め、署名や懇談会
 協会は、「保険でより良い歯科医療を」兵庫連絡会で、年内2万筆を目標とする「保険で良い歯科実現を求める」患者署名や街頭宣伝行動に取り組み、市民講座を開催するなど、活発に活動。歯科技工問題についても、歯科技工士や国会議員らと懇談会を重ね、これを受け衆議院厚生労働委員会で2議員が質問を行った。
1801_09.jpg

インタビューに答える具教授

神戸医療産業都市
KIFMEC問題でインタビュー
 神戸医療産業都市の神戸国際フロンティアメディカルセンター(KIFMEC)で行われた生体肝移植手術について、9例中5例で患者が死亡していたことが明らかとなった。協会は以前から、同施設が医療ツーリズムの拠点であると懸念を表明しており、県医師会の川島龍一会長・西田芳矢副会長や神戸大学肝胆膵外科の具英成教授へインタビューを行い、問題点を会員へ知らせた。
バックナンバー 兵庫保険医新聞PDF 購読ご希望の方