兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2016年6月25日(1817号) ピックアップニュース

審査対策学習会に190人 コンピューター審査の強化進む

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支払基金の審査がどうなっているのか、参加者は熱心に聞き入った

 協会は5月21日、元全国社会保険診療報酬支払基金労働組合(全基労)中央執行委員長の南鉄雄氏を講師に、審査対策学習会「支払基金におけるコンピューター審査の現状と減点対策」をANAクラウンプラザホテル神戸で開催、190人が参加した。
 南氏は、レセプト・カルテの電子化が進んだことにより、併算定できない診療行為や、他の診療行為に包括されるような診療行為のミスのチェック、傷病名と医薬品の適応との対比などが容易になっていることなど、コンピューターによるチェックの寄与率が向上していると説明。あわせて、基金職員は本部・支部での研修を通じて医学知識の充実が求められていると述べた。
 いわゆる「支部間格差」については、現状でも査定の基準が完全に統一されているものではなく、医学的判断について地域差や支部差が存在していると指摘した。
 査定対策について、病名の不備を翌月請求分から必ず訂正すること、同じような査定を繰り返さないことを心がけるとともに、納得のいかない・疑問の残る査定については、再審査請求することが重要だと強調した。
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