兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2019年3月05日(1903号) ピックアップニュース

みんなでストップ!患者負担増 インタビュー(9)
患者さんの願いを少しでも集めましょう
三田市・小寺歯科医院  小寺  修先生

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「誰もが必要な時に医療を受けられるようにしないといけない」と語る小寺先生

 「みんなでストップ!患者負担増」署名への医療機関の取り組みを紹介するインタビュー。今回は三田市・小寺歯科医院の小寺修先生にお話を伺った。

 医院の受付に用紙を置き、患者さんだけでなく付き添いの方にも署名を書いてもらうようスタッフの方に署名を呼び掛けてもらっています。また、余裕があれば治療後に署名の内容について少し話し、診察室で書いてもらったりしています。
 署名をお願いすると「負担が軽くなるのであれば」と言って皆快く応じてくれるのは、高齢の方は今でも医療の窓口負担を重く感じている証拠ではないでしょうか。そのような中でさらに負担を増やす計画は許せません。国民が安心して暮らせる国にするためにも、誰もが必要な時に、お金の心配をせず医療が受けられるようにしなければなりません。
 患者さんは社会保険料を払っているので、受診する際の窓口負担は皆1割ほどでいいのではないかと考えています。政府は「消費税は全額社会保障に使う」と言っているわけですから、患者さんはかかった医療費の10%(1割分)は「消費税」として窓口で医療機関に納めてもらうような制度はどうでしょう。そうすれば患者さんの窓口負担を下げるとともに、医療機関の控除対象外消費税問題も解決することができるのではないでしょうか。
 ぜひ皆さんも少しでも署名を集めていただいて、お金の心配なく受診したいという患者さんの願いを国へ届けましょう。
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