兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2019年7月05日(1914号) ピックアップニュース

6・6歯科国会内集会に350人
「保険でより良い歯科」実現求める

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歯科技工士の雨松氏(「保険で良い歯科医療を」全国連絡会会長)が基調報告し350人が参加

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桜井周衆議院議員(1.右2人目)、大門実紀史(2.中央)、片山大介(3.中央)、清水貴之(4.中央)各参議院議員に協会役員が署名の紹介議員引き受けを要請した

 歯科診療報酬の改善を医科・歯科一体で求めよう--。「保険でより良い歯科医療を求める」歯科総決起集会が6月6日に参議院議員会館で開催され、医師・歯科医師・医療関係者・市民ら350人が参加した。兵庫協会からは加藤擁一・川西敏雄・武村義人各副理事長、白岩一心・鈴田明彦両理事、坂口智計・島津俊二・冨澤洪基各評議員、事務局ら13人が出席した。集会では、兵庫協会に寄せられた「保険でより良い歯科医療を求める請願署名」2771筆を国会に提出。国会議員への要請では、桜井周衆議院議員(立憲民主)、大門実紀史(共産)、山下芳生(共産、秘書対応)、片山大介(維新)、清水貴之(維新)各参議院議員と懇談し、桜井・大門・山下各議員が紹介議員を快諾した。

 集会では「保険で良い歯科医療を」全国連絡会の雨松真希人会長(「保険でより良い歯科医療を」兵庫連絡会世話人)が基調報告。「18年度診療報酬改定では、歯科の改定率は+0.69%にとどまっており、歯科医療機関の厳しい経営状況を打開するには程遠い」「本日の集会を、歯科医療の正当な評価を求める全国的規模の大運動の第一歩と位置づけ、奮闘していこう」と訴えた。集会の最後には、「歯科医療の必要な予算確保」「歯科診療報酬の大幅引き上げ」「保険のきく範囲の拡大」「患者窓口負担の軽減」を求めるアピールが採択された。
 請願署名の紹介議員引き受けを求める要請では、「経済格差によって口腔内環境が左右され健康悪化につながることはあってはならない」(桜井)、「趣旨は十分理解しているので、厚労省に一緒に出向いて話をしていくことが大事」(大門)、「私も歯科治療中で、趣旨はよく分かる。請願については党本部で検討したい」(片山)、「趣旨は理解し、歯科医療が置かれている厳しい現状はよく分かった。請願を一括している党本部で検討したい」(清水)と、懇談に応じた各議員から請願趣旨への理解と賛同を得ることができた。
 歯科請願署名の運動は11月まで引き続き取り組む。秋の臨時国会でも国会議員への要請行動と国会内集会を予定しており、集まった署名はその場で国会議員へ提出する。診療報酬大幅引き上げ実現へ、会員の皆さまには署名運動へのご協力をお願いしたい。

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ご注文は電話078-393-1809まで
目標1万5千筆
7月2日現在3563筆
歯科署名にご協力ください

 「お金の心配をせず、歯科治療を受けたい」「保険のきく歯科治療を増やしてほしい」「診療報酬の引き上げで歯科治療の充実を」--。歯科医療の願いを実現するため、協会は署名活動に取り組んでいます。最終締切は11月末、目標は1万5千筆。会員の皆さまのご協力をお願いします。
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