兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2019年10月05日(1922号) ピックアップニュース

診療報酬引き上げと窓口負担軽減へFAX署名にご協力を

 来春予定の2020年度診療報酬改定に際し、協会と全国保険医団体連合会(保団連)は、診療報酬の引き上げと患者窓口負担軽減を実現するため、政府や国会議員、中医協委員に会員の声を届けようと、2000筆を目標として会員署名を実施することを決めた。集まった署名は、役員が11月7日、28日に、厚労省や財務省など関係機関、国会議員に提出する予定。多くの会員の皆さまのご協力をお願いしたい。

連続マイナス改定で診療報酬引き上げは必須
 診療報酬の改定幅は、年内に行われる政府予算案の編成と並行して検討が行われる。その結果をもとに、個々の点数などが設定され、実施直前の3月にその内容が一方的かつ短期間に、医療機関に押し付けられる。
 この間のマイナス改定により(図)、医療機関の経営は大変厳しくなっている。すべての会員医療機関がすべての患者さんに必要かつ十分な医療水準を提供できるよう、初・再診料をはじめとした診療報酬の引き上げは喫緊の課題である。署名では、診療報酬引き上げとともに、患者さんが安心して受診できるよう、窓口負担軽減も求めている。
現場の声を届けるため署名にご協力を
 「診療報酬引き上げ」と「窓口負担軽減」は、協会の2つの目的である「開業保険医の経営と生活、権利を守る」「国民医療の充実と向上をはかる」ために欠かせない。
 協会の会員意見実態調査でも、マイナス1.19%となった前回改定に「満足」との回答はわずか0.26%。「患者負担増」についても約60%が反対と答えている。会員の意見を政府に届けるため、ぜひ署名をお願いしたい。
※10月8日〜10日に、会員医療機関にFAXで署名用紙を送信するので、署名(ゴム印可)の上、FAX078-393−1802までご返送いただきたい。
図 近年はマイナス改定がつづく
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8〜10日にFAXでお届けする署名用紙
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要請項目
一、国民に安全、安心で、必要な医療を提供するため、基本診療料(初・再診料、入院基本料など)と基礎的技術料を中心に、診療報酬を10%以上引き上げること
一、新たな患者負担増の計画は中止し、患者窓口負担を軽減すること
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