兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2019年10月15日(1923号) ピックアップニュース

兵庫医大病院と第2回病診連携交流会
ベンゾジアゼピン系薬剤や不眠の鑑別・対応を学習

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協会と兵庫医大共催の研究会に医師ら53人が参加

 協会は9月7日、第2回病診連携エッセンス交流会「日常診療における不眠とその対応-ベンゾジアゼピン系薬剤も含めて-」を兵庫医科大学で開催。兵庫医科大学病院精神科神経科講師の山田恒先生が講演し、同科主任教授・心療部長の松永寿人先生が座長を務めた。医師、歯科医師ら53人が参加した。
 同交流会は協会と兵庫医科大学病院の共催で、病診連携のエッセンスについて相互理解を深め、患者のQOL向上を目指すことを目的に開催している。
 山田先生は、ベンゾジアゼピン系薬剤は、認知機能障害の原因となるとし、運転事故の増加、認知症のリスク上昇、死亡率上昇の可能性を指摘。不眠に対しては診断と薬物療法以外の対応が重要であり、投薬を行う際もベンゾジアゼピン系以外の薬剤も存在することなどを解説した。
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