兵庫県保険医協会

会員ページ 文字サイズ

兵庫保険医新聞

2020年6月05日(1943号) ピックアップニュース

パーソナリティ・寺谷さん、アシスタント・犬塚さんと振り返る
ラジオ関西 「医療知ろう!」 全26回を終了

1943_06.jpg

公開収録(昨年11月23日)の様子

 協会が提供するラジオ番組、ラジオ関西の「寺谷一紀と! い・しょく・じゅう!」内コーナー「聴く医療 医療知ろう!」は、3月で今期の放送全26回を終了した。会員ら31人が出演し、さまざまな医療の問題点や情報をお届けし、初の試みとして、元町商店街での公開収録も開催した。パーソナリティを務めた寺谷一紀氏とアシスタントの犬塚あさな氏に、半年間の放送を振り返っての感想を聞いた。

寺谷さんが選ぶ今期のBest5
身近で大切な医療の話「発見」
寺谷一紀さん
1943_07.jpg  -寺谷さんが選ぶ今期のBest5を教えてください。
 オンエア順に「CAD/CAM冠」、「ラグビーワールドカップとスポーツ歯科」、「糖尿病、認知症と歯科の関わり」、「チャイルドケモクリニック」、「宝塚市におけるポリファーマシー対策」のお話が興味深かったです(表)。
 今回ベスト5に選定したのは、どれも身近で大切なことでありながら、知っているのと知らないのでは大違いという、「発見」のあるものばかりです。メディアでも取り上げられることが少ない分野のお話でもあり、医療ジャーナリストの私としても勉強になりました。
 歯科の分野でのCAD/CAM冠や、医科の分野でのチャイルドケモクリニックなど、多くのリスナーに、有益な情報、あるいは医療への関心を高める機会を与えていただけたと思います。
 -11月23日に実施した元町商店街での「健康フェスティバル」公開収録の感想を教えてください。
 公開収録については、初めての試みでとてもワクワクしました! 商店街の一角という、ほどよい賑わいと開放感のある空間で、お客さんの反応を直に感じながらの収録は、生放送以上に臨場感がありました。リスナーの皆さんにも伝わったのではないでしょうか。機会があれば、ぜひ、またチャレンジしたいと思います。
 -放送では毎回、協会の取り組む「ストップ!負担増」署名の案内をしていただきましたが、この署名の内容、取り組みについてご意見をお願いします。
 署名活動については、分かりやすい内容でもあり、大いに共感しています。
 ただ、署名用紙がどこにあるかなど、ラジオで一方的に伝えるだけでは、リスナーさんへの訴求にどうしても限界があるように思います。
 その点で、公開収録などの試みは、相乗効果で良かったのではないでしょうか。
 -最後に、会員の医師、歯科医師に向けてのメッセージを!
 新型コロナウイルスの感染拡大が大きな社会問題となるなか、日々奮闘されている医療関係者の皆さんには、心からの敬意と感謝を捧げます。
これからも、患者目線のより良い医療が実現するよう、皆さんとともに微力ながら努めて参りますので、よろしくお願い致します。
表 寺谷さんが選んだ「今期のBest5」
1943_09.gif
公開収録
たくさんの方の参加に驚きました!
犬塚あさなさん
1943_08.jpg  -今期の放送で印象に残った回や勉強になった回を教えてください。
 どの回も本当に勉強になりました。聞いたことのない病気や症状がたくさんあったのですが、私の家族がみんなアレルギーを持っていることもあり、アレルギーについての回(2月6日放送 丸山晋先生「花粉症について」)は特に印象に残っています。
 アレルギーといってもいろんな種類があり、多くの方が治らないと思っていたり病院に行くことをためらっていたりすると思います。何か症状がある場合は早めに病院に行き、検査や薬をもらうことで今後の生活をより良いものにできることを知りました。
 実際に家族で病院に行ったところ、思っていたものとは違うアレルギー反応があったりして驚かされましたが、薬を飲んだり、理解しているだけでかなり違います。とても感謝しています!
 -「健康フェスティバル」、公開収録の感想を教えてください。
 たくさんの方が参加してくださって驚きました!
 真剣に聞いてくださっている時や笑ってくださっている時、興味を持ってくださることなど直接肌で感じられました。ラジオではお顔を見て収録をすることがあまりないのでとても新鮮でした。
 私も参加させていただいた健康チェックも、できる機会が少ないと思うのでとても楽しかったです。
 相談コーナーにもたくさんの方が並んでいて、地元の方々にも喜んでいただけたのではないかと思います。私も嬉しい気持ちになりました。
 -協会の取り組む「ストップ!負担増」署名についてご意見をお願いします。
 病院にかかりたいと思っていてもなかなか行きづらいと思っている方がすでにたくさんいると思います。
 そんな中、さらに負担が大きくなってしまっては、どれだけ医療が発達しても治せる病気も治せない人が増えてしまうと思います。少しでも負担の少ない、誰でも気軽に病院に受診・相談できるようになってほしいと思います。
 -会員の医師、歯科医師に向けてメッセージを!
 今、本当に大変な時でお忙しい日々だと思います。
 私たちも不安ですが、医療関係者の方々の負担や不安は人一倍だと思っています。
 私たちのわからないこともまだまだたくさんあります。応援することしかできませんがこれからも、さらなる医療の発展を期待しております。お体には十分お気をつけてください!
バックナンバー 兵庫保険医新聞PDF 購読ご希望の方