兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2021年11月15日(1990号) ピックアップニュース

第30回日常診療経験交流会を開催
長引くコロナ禍での診療を交流 会場・オンラインで94人参加

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他医療機関等の経験と工夫を学ぶ

 コロナ禍での日常診療を学びあい、明日の診療に生かそう−−。協会は10月31日、日常診療経験交流会を神戸市産業振興センターで開催。新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、昨年に続きZoomを用いたオンライン配信を実施した。コロナ禍の情勢にあわせてメインテーマは「今こそ学び続ける〜あしたのために〜」とし、会場には医師、歯科医師、薬剤師、スタッフら47人が、オンラインで47人が参加。分科会でコロナ禍での診療の工夫などの経験を発表し、質疑応答などで交流を深めた。

 今年は分科会を3会場で開催。医師・歯科医師・薬剤師・理学療法士ら20人が「コロナ禍における在宅療養支援診療所の果たす役割」「第5波における当院のコロナ診療/ステロイドの早期投与」「睡眠時無呼吸症候群の歯科的アプローチ〜新型オーラルアプライアンスについて〜」「薬科部・ジェネリック医薬品メーカー業務停止処分に関するアンケート結果報告」「コロナ禍におけるリハビリテーション科の現場から〜事例報告も含めて〜」など、新型コロナウイルス感染症関連の報告から日常診療に即した内容、また「大気汚染の自主的調査活動の重要性について〜兵庫県空気の汚れ調査2020を終えて〜」等の研究結果報告など、多岐にわたる報告がなされた。質疑応答では、コロナ禍での日常診療から得た気づきや工夫、研究について、会場やオンラインから職種を超えて質問が出されるなど、活発に意見交換がなされた。
 また当日は、展示「ウィズコロナの時代、癒しを求めて」として、花籠の展示と夏の鳴く虫の声の録音の放送を行った。
 参加者アンケートでは、「普段あまりお話を聞けない分野でとても興味深かった」「コロナ禍の中の皆さまの努力が勉強になりました」「Zoom視聴で、短い時間でさまざまな講演を聞けたのが良かった」などの感想が寄せられた。
(次号以降に参加者の感想を紹介予定)
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