兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2022年3月25日(2001号) ピックアップニュース

75歳以上・負担2倍化ストップ! 診療所前での署名活動が好評
副理事長  武村 義人

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生田診療所前で署名を集める職員と、協力を呼びかける武村副理事長(左奥)

 協会は、政府が10月に実施しようとしている「75歳以上医療費窓口負担2割化」の中止を求める請願署名に取り組んでいる。協会の武村義人副理事長(中央区・生田診療所所長)が診療所で実践している取り組みを紹介する。

 生田診療所では毎月第3木曜日の午後、誰もが自由に提案できる〝みんなの会議〟という時間があります。今回は「75歳以上窓口負担2倍化反対」の署名に取り組みました。診療所のほぼ全員が参加する、約1時間の取り組みです。
 診療所周辺は、以前とはまるで地域が変わったかのように、ワンルーム高層マンションがいくつか建ち、若い方が増えた感じがします。今までと変わらない面々はもとより、一緒に買い物に来た人からも署名をしていただきました。
 見知らぬ方や若い人にも、スタッフが熱心に内容を説明して、うまくいったこともあります。あるスタッフは、近隣の商店に個別訪問し、中には〝孫の分まで書くわ〟と応じてくれる店もありました。
 署名活動では、とにかく動いてみること、話しかけてみることの大切さ、そしてスタッフ一人ひとりが自分の言葉で声掛けをすることの大切さが、身に染みて理解できました。署名は42筆が集まり、後日郵送すると約束してくれた方もおられました。

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