兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2022年4月05日(2002号) ピックアップニュース

東日本大震災・原発事故から11年
安全保障上も危険原発は廃炉にすべき
三宮・元町で宣伝

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関電前で原発ゼロを訴える(右から)川西敏雄先生と住友直幹先生、住友千代子氏

 東日本大震災・福島第一原子力発電所事故から11年を迎えた3月11日、原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会は、神戸大丸前でメモリアル宣伝を実施。川西敏雄・武村義人両副理事長と、住友直幹評議員が参加した。
 宣伝では、ロシア軍がウクライナ国内に侵攻し原発を攻撃していることも踏まえて、日本国内の原発の廃炉を求める署名に加え、侵攻について駐日ロシア大使館へ抗議する一言を添えたハガキの郵送に協力するよう市民に呼び掛けた。
 武村副理事長は「事故から11年が経つが、いまだに事態は全く収束していない。さらに今後、老朽化原発を再稼働していくことが狙われている」と、危険性を訴えた。川西副理事長は「ウクライナで明らかなように、原発は攻撃されると非常に危険だ。安全保障上も廃炉しかない」と、署名への協力を市民に呼び掛けた。
 宣伝後には、毎週金曜日に関西電力神戸営業所前で実施している抗議行動に参加。参加者らは11年を迎えるにあたり、これまでの運動を振り返りながら、改めて原発ゼロを訴えた。
 その後、三宮・マルイ前に移動し、メモリアル宣伝「3・11神戸からの祈り」に参加。住友評議員はマイクを握り、これまで行動を続けてきた参加者を励ますとともに、原発廃止を訴える自作の替え歌を交えつつ、改めて日本国内の原発の即時廃炉を訴えた。
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