兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2022年6月25日(2009号) ピックアップニュース

クイズチラシ2022抽選会 5千通超から厳正に抽選
社会保障制度改善求める声

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協会役員が当選者を抽選(5月25日)

 協会が4月末まで実施した景品付きクイズチラシ「クイズで考えるコロナ禍での日本の社会保障2022」には、合計5392通の応募があり、「介護職員の賃金をあげるべき」「75歳以上の2割負担はもってのほか」と社会保障制度の改善を求める声が幅広い世代から多数寄せられた。5月25日の政策・運動・広報委員会で、兵庫県内のグルメをプレゼントする当選者108人の抽選を厳正に行った。

 このクイズチラシは、毎回、日本の医療や社会保障制度の問題点について、市民の方にクイズを通して知っていただくことを目的に実施しているもの。
 今回は、介護施設職員の賃金が他業種の平均に比べて6万8000円も低いこと、日本の医師や看護師が諸外国と比較して少ないことを紹介。クイズでは、コロナ禍でこれらが浮き彫りになったことや、政府の進める医療や介護の負担増ではなく、介護職員の処遇改善や医師数の増加など医療・介護制度を充実させることが感染症対策に重要だと紹介している。
 2月から4月まで3カ月間、会員医療機関または協会ウェブサイトで患者・市民からの応募を受け付けた。正解者の中から50人に1人の割合で、ハムやソーセージ、洋菓子などグルメ商品が当たる。当選者には、すでに通知を送付しており、追って景品を送付する予定。
 景品付きクイズチラシは2005年開始以来、毎回好評を博している。患者・市民に、楽しみながら日本の医療や社会保障に関する情報を知ってもらえるのが魅力となっている。
クイズ応募者の声
 クイズの応募者から寄せられた声の一部を紹介する。
・かみ合わせと運動能力に相関関係があると聞き驚きました。継続的な定期検診をすることが大切だと思いました。

(加古川市、50歳)


・私の母も介護のお世話になっております。本当に良くしていただいていますので、待遇改善にはぜひ、国としてもしっかり取り組んでほしいと思います。

(須磨区、60歳)


・コロナ禍で非常に脆い医療体制が浮き彫りになったのがよくわかります。これからもっといい時代にするよう努力が必要ですね。

(加古川市、48歳)

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