兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2022年10月05日(2018号) ピックアップニュース

川西副理事長が沖縄で訴え
基地のない平和な沖縄を

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高嶺沖縄協会会長(左)へ募金を手渡した

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街頭で訴える川西副理事長

 9月11日に投開票された沖縄県知事選挙で、沖縄県保険医協会の有志の会が支援した玉城デニー候補が再選を果たした。兵庫協会は、有志の会からの支援要請を受けて、(1)募金、(2)人的支援の2点で玉城候補を支援した。9月5日~7日には、川西敏雄副理事長が現地を訪問し、高嶺朝広・沖縄協会会長(有志の会代表)に、兵庫協会会員より寄せられた募金40万円超を手渡し、街頭で玉城氏への支持を訴えた。

沖縄県知事選挙結果を受けて

 9月11日に投開票された沖縄県知事選挙で沖縄協会・兵庫協会が支援した玉城デニー候補が再選を果たしたことを受けて、有志の会代表の沖縄協会の高嶺朝広会長から寄せられたお礼文と、結果を受けての政策部長談話を掲載する。

沖縄県知事選挙の御礼
2018_08.jpg 沖縄県保険医協会 
沖縄県知事選挙有志の会 
代表  高嶺 朝広

 9月11日に行われました沖縄県知事選挙において、現職の玉城デニー氏が、33万9767票を獲得し、佐喜真淳氏に6万4千票以上の大差をつけ、再選を果たしました。
 玉城デニー氏は、県政の最重要課題として、米軍普天間飛行場の閉鎖・撤去を実現し、沖縄県民の民意である辺野古新基地を断念させることと、沖縄の将来は私たち自身で考え、豊かな沖縄をめざして貧困問題解決、経済再生、福祉のために尽力することを掲げ、立候補しました。
 前回の投票率に比べて5.32ポイント低下した中での再選は、玉城県政に二期目を託す信任の表れ、多くの県民の支持を得て、勝利に結びついたものと考えます。
 私たち沖縄県保険医協会は県民の健康、生命を守る医師・歯科医師の立場から、生命を危険にさらす新基地建設の中止、普天間基地の無条件閉鎖、撤去を実現させ、平和で豊かな沖縄のため、活動をすすめていく所存です。
 沖縄県知事選挙への物心両面のご支援、ご協力に改めて御礼を申し上げます。

談話
「辺野古新基地ノー」民意が改めて明確に
政策部長  加藤 擁一

 9月11日投開票となった沖縄県知事選挙で、「オール沖縄」の玉城デニー知事が再選を果たした。岸田自公政権が全面支援し、辺野古新基地推進を掲げた前宜野湾市長の佐喜真淳氏らに大差で勝利、2014年以来「オール沖縄」が3連勝した。「辺野古ノー」の民意は国家権力総がかりでも押しつぶされないことが示されたと言える。
 兵庫県保険医協会は、沖縄県保険医協会の要請に応え、7月理事会での決定を受け、募金や役員の現地派遣を含む積極的な支援を行った。沖縄協会をはじめ沖縄県民の皆様の奮闘に敬意を表するとともに、激しい戦いに勝利したことを、ともに喜びあいたい。
 デニー知事は当選後の記者会見で、「間違いなく辺野古の新基地建設が大きな争点だった」と指摘。「これまで翁長雄志知事、私の前回の選挙、県民投票の7割以上の反対の声、そして今回の明確な争点となった私の2期目の再選。この県民の思いは1ミリもぶれていない結果だ」と述べた。一方、岸田内閣の浜田靖一防衛相は選挙後の記者会見で、「辺野古移設が唯一の解決策との考えに変わりはない。着実に工事を進める」と従来の方針を強調した。沖縄県民の意思にまったく応えようとしない岸田政権の姿勢に、怒りを禁じえない。
 先日神戸で開催された第32回反核医師のつどいでは、1974年に神戸港を占領していた米軍基地を撤去させ、さらに翌年には市議会で非核「神戸方式」の決議をあげ、その後約半世紀にわたって米国の軍艦を一艘も入港させていない歴史が報告された。私たちの長年にわたる運動によって勝ち取った成果である。
 沖縄の基地問題も、ぶれずに声を上げ続けることによって、勝利の道は開けるものと確信している。今後とも、平和で民主的な国づくりをめざして、沖縄協会をはじめ全国の運動と絆を深めたい。
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