兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2023年2月15日(2029号) ピックアップニュース

受診実態アンケートに多数の患者の声
〝医療費負担が不安〟〝年金は減って物価高〟

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受診状況などの質問に答えると景品が当たる「アンケート付きリーフレット」

 協会・保団連は患者の受診抑制の実態を明らかにするため、11月からアンケートを実施している。これは「経済的な理由で受診を控えたことがありますか?」という設問を中心に、いくつかの設問に答えてもらい返信ハガキで集約するもの。回答者には抽選でカタログギフトが当たる。
 2月8日までに1266件の回答が兵庫協会に寄せられており、集計はこれからとなるが、自由記述欄には、受診にあたり経済的負担が不安などと多数の声が寄せられている。その一部を紹介する。
・後期高齢者は以前2割負担だったのが75歳の月より1割になりました。物価が上がる昨今、今は医療機関を控えることなく利用できているが、なるだけ健康に注意して日々を過ごしていこうと夫婦で話し合っている。(75歳)
・子どもたちは現在高校3年まで無料化にしていただいて不安なく子育てしていますが自分たちが高齢者になったときの医療費負担が不安です。(43歳)
・長生きするのがいいのかどうか? 年金は減っていき、年寄りには日々、年々暮らしが難しくなります。(78歳)
・今はまだ働いているから大丈夫だけど将来が心配。年金生活で2割だと本当に受診控えになりそう...。(44歳)
アンケートへのさらなるご協力を!
 アンケートは3月24日まで実施しています。介護や医療分野でのさらなる患者負担増について分かりやすく解説したリーフレットと一緒になったアンケート付リーフレットと、アンケート付ポケットティッシュをご用意しており、会員医療機関には無料で配布していますので、ぜひご注文の上、患者さんらに配布をお願いします。ご注文は、電話078-393-1807まで
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