兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2023年6月15日(2040号) ピックアップニュース

「保険証廃止はありえない!」 国会議員に強く要請
「保険でより良い歯科」署名 兵庫から約6千筆を提出

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「保険証廃止はありえない!国会内集会」には、オンラインとあわせ計600人が参加し、委員会での法案採決に強く抗議した

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二つの署名の紹介議員を引き受けた桜井周([1]右2人目)・山下芳生([2]中央)・宮本岳志([3]左2人目)各議員

 協会・保団連は6月1日、中央要請行動を実施。前日31日に参議院特別委員会で、健康保険証の廃止法案が採決されたことを受け、保険証廃止・オンライン資格確認義務化の撤回を強く求めるとともに、「保険でより良い歯科医療を求める」署名の紹介議員の引き受けを要請した。兵庫協会から武村義人・白岩一心両副理事長、冨澤洪基評議員が参加した。雨松真希人歯科技工士(「保険で良い歯科医療を」全国連絡会会長)が同行した。桜井周(立憲)・住吉寛紀(維新)・宮本岳志(共産)各衆議院議員、山下芳生参議院議員(共産)が面談に応じた。
 前日の委員会で質問に立った山下議員は「委員会で竹田智雄保団連副会長が医療現場での問題を訴え、与党議員を含め問題だという認識が広がっている。トラブルが続出しているのに、法律を成立させてしまうのは大問題だ」と政府与党の対応を批判。宮本議員も「保団連・保険医協会を先頭とした運動が、政府与党を追い詰めており、次の選挙が正念場」とし、両議員は保険証廃止の中止を求める署名・「保険でより良い歯科医療を求める」署名の紹介議員を引き受けた。
 桜井議員には、白岩先生が兵庫協会のオンライン資格確認トラブル事例を紹介し、冨澤先生が貧困と格差により口腔崩壊が広がっていると訴え、両署名の紹介議員を依頼し、桜井議員は快諾した。
 住吉議員は「保険でより良い歯科医療を求める」署名に関して、「県議時代には兵庫連絡会の請願に賛同し、国へ歯科医療の充実を求める県議会の意見書を実現させた」と応じた。
 保険で良い歯科署名提出集会も開催され、「保険でより良い歯科医療を求める」署名16万9724筆(兵庫協会5764筆)を国会議員に提出した。同署名は、井坂信彦(立憲)・大石あきこ(れいわ)両衆議院議員、舩後靖彦(れいわ)・福島みずほ(社民)両参議院議員も紹介議員を引き受けた。
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