兵庫県保険医協会

会員ページ 文字サイズ

兵庫保険医新聞

2024年3月05日(2063号) ピックアップニュース

能登半島地震被災地・会員医療機関を訪問
「住民の生活の再建こそ」

2063_04.jpg

中能登町の堀江先生(右)に医薬品を提供

2063_05.jpg

避難所で防犯ブザーを配るなど女性の被災者を中心にサポートする七尾市の根上先生

2063_06.jpg

輪島市の輪島診療所前ではマンホールが隆起し道路が使えなくなっていた

 協会は2月11日~12日、保団連・各協会と協力し、能登半島地震の被災地訪問活動を行った。
 能登の会員訪問では、中能登町・堀江歯科医院の堀江一成先生、七尾市・ねがみみらいクリニック・根上昌子先生を訪問。大阪府保険医協同組合が医薬品を提供するとともに、現地の状況を伺った。
 「小児用の薬が全国的に枯渇しているが、被災地ではさらに供給が追いつかない状況で非常に助かります」(堀江先生)、「訪問していただきとても嬉しいです。励まされます」(根上先生)との声をいただいた。
 その後、石川協会を訪問し、平田米里副会長(保団連理事)、小野栄子事務局次長が対応。石川民医連・輪島診療所所長の山本悟先生から現状を報告いただき、被災地のさまざまな課題について意見交換を行った。
 山本先生からは「長期的に見れば被災地の産業と住まいをどうするのか、それがあれば帰りたい人が帰ってこれる」との指摘があり、何よりも住民の生活再建が第一であることが強調された。
 また志賀原発の問題点について、「北陸電力と共に脱原発をすすめる株主の会」代表の中垣たか子氏、石川協会・種市靖行理事と懇談。改めて原発の危険性と不当性を認識し、全国の原発を廃炉にする運動の転機にしていく必要性を確認した。

活動参加者は以下の通り
福岡県歯科保険医協会・杉山正隆副会長、城間盛太郎事務局次長、青森県保険医協会・廣野晃久参与、大阪府保険医協同組合・湯浅直巳参与、兵庫県保険医協会・広川恵一顧問、藤田誠治事務局長、楠真次郎事務局次長、杉本理事務局員
(次号に広川顧問の報告を掲載予定)
バックナンバー 兵庫保険医新聞PDF 購読ご希望の方